大学案内

学長メッセージ

 2022年(令和4年)4月1日に、東海国立大学機構 副機構長・大学総括理事、岐阜大学長を拝命いたしました。吉田和弘と申します。
 本年4月からは第4期の6年が始まり、新機構長の松尾清一先生と名古屋大学総長の杉山直先生と力を合わせて、東海国立大学機構・名古屋大学・岐阜大学の発展に向けて努力する所存でございます。どうぞよろしくお願いします。
 ご存知の通り、岐阜大学と名古屋大学は2020年(令和2年)4月から法人を統合し、国立大学法人東海国立大学機構となり3回目の春を迎えます。新たに発足した東海国立大学機構として管理・運営を行う一つの法人のもとに、両大学が連携して教育研究等活動に取りくむことになりました。これまでの東海国立大学機構と岐阜大学の発展にご尽力いただいた前岐阜大学長の森脇久隆先生のご功績には心から敬意と感謝を申し上げます。

 コロナ新時代においては、地域は世界に通じ、世界は地域に通じています。すなわち地域で活躍する事は直接世界へ羽ばたくチャンスであると考えます。東海国立大学機構が、「世界をリードし地域変革を牽引する機構」になる事が重要かと考えます。スタートアップビジョンである「国際通用性のある質の高い教育の実践」、「世界最高水準の研究の展開による知の拠点化」、「社会・産業の課題解決を通じた国際社会と地域共創への貢献」をより具体的に企画・発展させる事が肝要であると考えます。
 一方、岐阜大学は「知と人材の集積拠点」として世界をリードすると共に、研究力を更に強化し、地域社会、自治体や企業等と密接に連携し、教育・研究・社会連携・国際化を通じて東海地域の未来型社会への転換を先導する役割を担っており、日本一の地域中核大学(仮称)を目指します。
 岐阜大学の理念である、「学び、究め、貢献する」「人が育つ場所」であるとともに、「若者の夢を実現できる」大学として躍進できればと考えます。
 教育に関しては、アカデミック・セントラルでは「Society 5.0 を担うことができる国際通用性のある教育による人材の育成」を目指しています。これまで以上に充実した教育プログラムを整備することで、学生の皆さんが、「勇気をもってともに未来をつくる」能力を身につけることを期待しています。現在、リベラルアーツ教育や数理データサイエンス教育、デザイン思考教育に力を注いでいます。デザイン思考教育では課題発見能力や課題解決能力を磨くほか、導き出した解決策の有効性や経済性を考える力を養います。
 研究に関しては、「国際的な競争力向上」と「地域共創への貢献」を両輪とした世界最高水準の研究の発展を目指します。現在、機構として、①糖鎖生命コア研究拠点、②航空宇宙研究教育拠点、③医療健康データ統合研究教育拠点、④農学教育研究拠点、などの重点教育研究拠点の整備が進められておりますが、私はその成果の創出に尽力するとともに、あらたな強みとなる分野の発展に尽力したいと思います。
 社会貢献・国際化としては、知的成果を社会還元するため社会連携・産学官連携を推進するアカデミア拠点となり、世界トップレベルの研究により、社会展開の好循環の確立を目指しています。そのためには東海国立大学機構が掲げる、「TOKAI-PRACTISS 構想」を実践し発展させる事こそが国際社会と地域共創への貢献の鍵と考えます。第4期中期目標・中期計画を着実に実行する事が肝要かと考えます。
 岐阜大学の得意とする、「産業・まちづくり」、「ものづくり・食づくり」、「医療づくり」、「人づくり」を「ぎふのミ・ラ・イ・エ」構想 (Migration, Laboratory, Innovation, Education) として、地域共創、特色ある研究、イノベーション、教育の戦略的推進計画などにより教育・研究・社会貢献を発展させる事ができればと考えます。これらを可能にする次世代を担う人材の育成に尽力します。グローバル化と高齢化社会に向け、若者の夢を実現し、若者と高齢者が生き生きと世界に通じ、豊かに暮らせる町作り社会づくりに貢献できればと考えております。
 岐阜大学の教員・職員・学生、ステークホルダーの皆様とともにさらなる発展を目指して進みたいと思います。

岐阜大学長 吉田 和弘

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