大学案内

岐阜大学の理念と目標

学び、究め、貢献する岐阜大学

平成18年6月制定
平成22年4月改定
平成28年4月改定
令和 2年4月改定
令和 4年4月改定

理念

 清流の国と称され豊かな自然に恵まれた岐阜の地では,東西文化が接触する地理的条件や歴史を背景に多様な文化が育まれるなか,新たな技術・技能が創造され,脈々と伝承されてきた。国立大学法人東海国立大学機構・岐阜大学は,このような岐阜の地の特性を継承するとともに,洗練された「人が育つ場」の中で,社会を牽引し,未来を創造しうる「学び,究め,貢献する」人材の輩出を使命とする。 また,岐阜大学は,全ての学部・研究科が1つのキャンパスにある特徴と,同一法人を構成する名古屋大学との連携を教育・研究の両面に活かし,特に,高度な専門職業人の養成に主眼を置いた教育,教育の基盤としての質の高い研究,地域に根ざした国際化を展開する。さらに,これらの成果を地域還元することにより,「地域活性化の中核拠点」を目指す。

目標

1.教育

 社会を牽引し,未来を創造するため,豊かな教養と「自ら学ぶ」姿勢を涵養し,高い倫理観とともに課題を探求し解決しうる能力をもった高度な専門職業人を養成する。このため,教育の質保証システムの充実,対面・遠隔授業のベストミックスや学修成果の可視化など教育学修環境の整備を推進する。

2.研究

 個々の研究者の知的探求心に基づく学術研究の卓越性を幅広い分野において高めることにより,被引用度の高いジャーナル論文の増加を目指すとともに,特定の研究分野において,世界トップレベルの研究成果を得ることが期待できる研究センター群を形成し,人類や地域社会の直面する諸課題を解決する。

3.国際化

 ジョイント・ディグリープログラム(JDP)はじめ地域に根ざした国際化を念頭に行う教育研究活動により,グローカル化を実現する。そのために,東海国立大学機構が持つ多様な人材やネットワークを活用し,組織的な支援体制やICTを活用した双方向の交流などを強化することで国際化を推進する。

4.社会貢献

 東海地域の大学,大学共同利用機関,自治体,地元企業等との連携・協働をさらに深め,地域課題の解決をはじめ,教育,行政サービス等の向上による地域のブランド力の増進や産業の競争力向上に資する教育研究活動を推進するとともに,大学発ベンチャーの創出や産学協働拠点の形成を通じて,研究成果の社会実装による新たな価値を創造する。

5.地域医療連携

 岐阜県における唯一の医学部附属病院として,地域医療を支え,住民の健康に寄与する役割を担う。特に,最先端の医療の提供,統合医療情報プラットフォームの構築,国際的に活躍する医療人材の育成などを通じて地域医療を先導し,社会に貢献する。