多様性人材活力の推進
【基本方針】
少子高齢化やグローバル化の進展など社会環境が急激に変化し,大学に対する社会からの期待が高まっている中,「『学び,究め,貢献する』地域に根ざした国立大学」を基本理念とする岐阜大学は,自ら率先して時代の変化に対応した自己改革を行っていきます。
岐阜大学は,性差,年齢・国籍・職掌の違い,障がいの有無など,異なる属性や価値観,経験・背景を有する「多様な人材」が集い,互いの違いを尊重し,互いに知的触発を受ける環境を調え,「多様な人材」の育成,「多様な人材」の切磋琢磨によって,組織の発想の創造性・革新性,変化への柔軟性を高め,その成果を広く地域社会・国際社会に発信し,共生社会の実現に尽力します。
岐阜大学は,「多様な人材」の活躍が大学全体の教育・研究・社会貢献の活力の源泉であるとの認識のもと,「岐阜大学多様性人材活力推進行動計画」を策定し,構成員の意識改革,環境整備などの促進によって「人が育つ場所」という風土の中で,多様性人材活力推進に係る本学の理念を着実に実行していきます。
【行動計画】
1.大学運営における多様性人材活力の推進
- 多様性人材活力を推進する組織を設置し,多様性人財活用推進会議との連携を図る。
- 大学の施策決定に関与する役職者や委員会委員に,多様な人材をバランスよく配置する。
- 若手・女性・外国人・障がい者等の採用を促進し,積極的な登用を図る。
- 性差・年齢・国籍・職掌・障がいの有無など属性の異なる多様な構成員が,教育・研究・社会貢献の場において,それぞれの能力を十分に発揮できるような環境を整える。
- 多様性人材活力推進に関するコーディネーターを配置するとともに、相談・提案を受ける窓口を設置する。
2.男女共同参画推進
- 男女共同参画の視点に立った教育・研究環境及び就業体制を確立する。
- 教育・研究及び就業と家庭生活との両立を図るための支援を行う。
- 若手・女性研究者の研究環境の充実・向上に向けた支援を行う。
- 教職員・学生への男女共同参画に関する啓発活動を推進する。
- 大学運営における意思決定への女性参画を推進する。
- 国・岐阜県・各市町村・企業等諸団体との連携を促進する。
3.外国人構成員の支援と文化的多様性の促進
- 外国人構成員に対して,日本事情の情報提供を積極的に行う。
- 教育・研究に関する言語的支援や施設・設備の多言語表示を充実させる。
- 異なる生活習慣や文化背景を持つ構成員の教育・研究環境及び就業体制の改善を図る。
- 文化的多様性を有する構成員の交流の場を設定し,積極的な文化交流を推進する。
4.障がいのある構成員の支援
- 障がいのある構成員が,教育・研究・社会貢献の場において,十分に能力を発揮できるような支援策を推進する。
- 適切な支援策を企画立案するため,個別の実態調査やニーズ把握を行う。
- 施設・設備の改善などによるキャンパスのバリアフリー化を行う。
- 教育・研究・健康管理等に関する個別支援の充実化を図る。
- 障がいを理由とする差別の解消に努める。
5.学生・教職員への多様性人材活力推進に関する啓発活動の推進
- 多様性人材活力推進に関するセミナー・シンポジウムを開催する。
- 教職員を対象とするFD・SDを実施する。
- 人権学習・ジェンダー研究関連授業を充実させる。
- 多様性人材活力推進に関する個別の実態調査やニーズ把握を行う。
6.地域社会・国際社会との連携を通じた多様性人材活力推進
- 多様性人材活力推進に関して諸団体とネットワークを構築し,連携を図る。
- 国の機関,岐阜県をはじめとする地方自治体との連携を図る。
- 企業等との連携を図る。
- 初等中等教育機関との連携を図る。
- 国際社会における各種取組への参加を図る。
- 多様性人材活力を推進する大学として,関連の教育・研究・社会貢献の充実に努める。
問合せ先:男女共同参画推進室 TEL:058-293-3397 E-MAIL:sankaku@t.gifu-u.ac.jp