教育・学生生活

岐阜大学が育成する基盤的能力

 岐阜大学は「学び,究め,貢献する」,地域に根ざした国立大学を目指して,「学生の主体的な学びを推進し,教育の質保証システムを充実させ,高度な専門職業人の養成と地域単位での Teach for Communities を実現する」ことを教育の目標としています。
 この実現のため,「岐阜大学が目指す3つの基盤的能力(進める力、伝える力、考える力)を高めるため,主体的な学びを推進する」ことを中期目標としています。


 このような理念・目標のもとに,岐阜大学の学生として共通して身につけて欲しい力,すなわち基盤的能力を明らかにしました。基盤的能力は,「考える力」「伝える力」「進める力」の3つの力からなり,3つの力はさらにそれぞれが3つの要素に分けられ,合わせて9つの要素からなります。これら3つの力を培うことにより,各学部の教育目標に掲げている「豊かな人間性」の形成が促進されることになります。

 「考える力」は総合的判断力であり,課題発見力,創造的思考力,論理的思考力に分けられます。「伝える力」はコミュニケーション力であり,発信力,傾聴力,状況把握力に分けられます。「進める力」は自立的行動力であり,実行力,計画力,管理力からなります。
 基盤的能力を培うための特別な授業があるわけではありません。学生は,教養教育および専門教育を含めた学士課程教育全体の中でこれらの力を身につけていきます。教員は,普段の授業が基盤的能力のどの要素を育むのに適切か,基盤的能力を伸ばすためにはどのような授業を展開すればよいかを考え,最善を尽くします。学生は基盤的能力を,正課の授業はもちろんのこと,サークルなど課外活動においてもこれらの力を醸成することができることを理解し,努力してください。

 岐阜大学の学士課程教育において身につける「学士力」は,「基盤的能力」と「専門的能力」の総合であり,岐阜大学はこのような学士力を備えた人材を輩出していきます。これらの力を培って卒業する学生は,社会の荒波に揉まれても逞しく生きて行くことができる基盤的な力を身につけているものと期待されます。

副学長(教育・学生支援担当) 山田 敏弘

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