岐阜の夜空に仲間が集う!
「星を観る会」は、OBによると今から80年近く前、仲間が数人で星を眺める活動をしていたのがルーツだとのことです。
次々と参加者が増えてサークルとなり、1986年のハレー彗星接近に伴う天文ブームの時期にメンバーが急増したそうです。コロナ禍以前は入部テストがありましたが、現在は誰もが楽しめるサークルをモットーとしています。
大学院生を含む文理幅広い学部・学科のメンバーは、生粋の天文ファンから、岐阜ならではのサークル活動がしたいという人、先輩とのつながりをつくりたくて参加した人など、さまざまです。主な活動は2週間に1回、キャンパス内やクルマで20分ほどの本巣市にある東外山ふれあい広場などで行う天体観測です。
毎回、希望者10人程度が参加し、部長の星空案内を聞き、天体望遠鏡で惑星や星座、銀河などを観察します。
最近では安八町の生涯学習センター「ハートピア安八」にある本格的な天文台施設で、口径700mmの大型望遠鏡を使った観測も行っています。
いろいろな天体を観て知る楽しさのほか、移動中の車で先輩に授業の内容から恋愛の悩みまで相談でき、毎回違う参加者とつながれるなど、魅力いっぱいのサークルです。
毎年春と夏には夜通し星空を眺める合宿を、長野県などで行っています。
昨年は実施できませんでしたが、今年は復活する予定です。
その他にも、サークル内のフォトコンテスト企画や過去に岐阜市の施設「ドリームシアター岐阜」で行っていたプラネタリウム公演のボランティア活動の再開も目指し、天文に興味を持ってくれる人を増やせるよう活動していきます。