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日本語・日本文化教育センター

日本語・日本文化を学ぶ機会を提供

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 日本語・日本文化教育センターは、1995年5月に「留学生センター」という名称で発足した組織です。当初は国費外国人留学生のために日本語教育や修学・生活指導を行うことが主な目的でしたが、30年近くが経過した現在は、学内外の要請に応じて幅広い業務を行っています。メインとなるのは外国人留学生に対する日本語・日本文化教育です。留学生ができる限り短期間で高度な日本語が身につけられるよう、経験豊富な日本語教員たちがきめ細かな指導をしています。このほか、日本人学生に対する国際理解教育、多文化交流機会の提供、地域自治体との連携事業などを担っています。

 留学生に対する日本語教育の柱となるのが「日本語研修コース」です。半年から1年で高度な日本語を習得できる集中コースと、専門の勉強と並行しながら日本語を学べる一般コースの二つがあり、個々のレベルに合わせたプログラムを設定しています。また、母国で日本語や日本文化を専攻してきた留学生を対象に、1年間で集中的に日本語能力の向上を図る「日本語・日本文化研修コース」や交換留学生を対象とした「日本社会文化プログラム」なども提供。これらに加え、サマースクールやウィンタースクールなどの短期留学プログラムで実施している日本語の授業や郡上市で地域交流活動なども行っています。日本文化については、郡上踊りや能楽などに触れるワークショップを開催。日本人学生たちが留学生のチューター役を務める国際交流ラウンジなどを運営しています。

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 私たちが大切にしているのは、日本で学ぶ、岐阜で学ぶという価値を提供することです。母国ではなく岐阜大学で勉強することの意義は、語学だけでなく文化も一緒に学べる点にあります。そこで、教科書には載らないような経験に力点を置いた教育を心掛けています。特に日本文化においては、日本人でも体験する機会があまりない本物の日本文化に触れるワークショップを提供しており、参加した留学生からの評価も非常に高いです。

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 岐阜大学では、積極的に新たな国・地域の大学と連携協定を結んでおり、受け入れる留学生もさらに増えます。これからも新たなプログラムを開発し、多様化するニーズに対応した柔軟かつきめ細かな日本語・日本文化教育を行っていきたいです。





岐阜大学グローカル推進機構 副機構長
日本語・日本文化教育センター長
橋本 慎吾 教授