大学案内

学生交流活動

多様な国際交流の機会を提供

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 岐阜大学が進める国際化において学生間の交流が果たす役割は、多様性や異なる言語・文化、考え方の違いなどの学びを得る貴重な機会を提供することです。国際的に活躍できる力を身につけた学生さんを一人でも多く輩出できればと考えています。
 地域に根ざした国際化を掲げるグローカル推進機構の留学推進部門では、学生の国際交流の機会を提供する取り組みを行っています。そのうちの一つが、本学と大学間学術交流協定を結ぶ海外大学の学生を受け入れ、地域の特色を学ぶサマースクールです。毎年10名程度の学生が来日してこのプログラムに参加します。岐阜大学の学生にプログラム運用のボランティア的な役割を担ってもらうことで、学生同士の交流の機会を増やす工夫をしています。
 また、本学の在学生向けには、夏休みや春休みを利用してカナダのアルバータ大学、オーストラリアのグリフィス大学などの海外協定大学や、カリフォルニア大学デービス校において提供される英語研修に参加する、短期留学プログラムを毎年実施しています。英語研修はESL(一般英語研修)と呼ばれる一般的なものと、EST(理系英語研修)と呼ばれる理系学生向けのものがあり、多くの学生が参加しています。ESLやESTは英語を母国語としない人向けの語学研修のため、現地の学生との接点は限られてしまいます。そこで、現地の職員と協力し、留学先の大学生との交流の場を設けるなど、学生同士の接点を増やすように努めています。

 今後も、学生の派遣および受け入れの両方で、留学機会のさらなる展開とプログラム内容の充実を図っていきたいです。ただ、留学したいと思っていても、経済的な理由で実現が難しい学生は少なくありません。そこで、サマースクールのボランティア募集などオンキャンパスでの国際交流の機会やオンラインツールを活用した国際交流の充実を図り、一人でも多くの学生が国際交流する機会をつくる工夫をしています。今年度は、アメリカの協定校である南フロリダ大学と岐阜大学の学生がオンラインで共に学べるリモート形式のプログラムを予定しており、共修の新たな取り組みとして期待しています。これからも岐阜にいながら世界とつながる機会をつくることで、地域の発展に貢献してくれる人材を育成していきたいと思います。

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岐阜大学グローカル推進機構 副機構長
留学推進部門長
嶋 睦宏 教授(工学部所属)