大学案内

酒を醸す卒業生 山田一光さん

蔵元やまだ(合資会社 山田商店)
岐阜県加茂郡八百津町八百津3888-2

03.png明治元年(1868)創
業の小さな酒蔵。清
らかな水と良質な酒
米をふんだんに使用
し、昔ながらの製法
 で酒を醸し続けています。
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伝統的酒造りの魅力を国内外に発信する6代目の山田一光さん。地域科学部での学びや仕事について話を伺いました。



Q1 現在の仕事について教えてください。

小規模の酒蔵なので酒造りから営業、広報まであらゆる業務を行っています。その他、地元農家さんと連携して、休耕田を活用した酒米作りなどに取り組んでいます。また令和2年には応用生物科学部から依頼を受けて、岐阜大学創立70周年を記念した、岐阜大酒の醸造を担当させていただきました。卒業後も母校と関われてうれしいです。

Q2 蔵元やまだに入社した経緯を教えてください。

卒業後は異業種に勤めていましたが、新しいことに挑戦したいと転職を考えました。その時に長い歴史の中で酒造りを続けてきた家業を思い返して、自分もこれを一生の仕事にしようと実家に戻ることを決意しました。酒造りに関して無知だったので、三重県にある酒造の蔵人のもとで2年修業し、その後蔵元やまだに入社しました。

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フランスで開催された日本酒コンクール「Kura
Master 2023」において、高級酒米「山田錦」の
特性を最大限に引き出した純米大吟醸「玉柏」が
最高賞である「プレジデント賞」を受賞しました。

Q3 学生時代はどんなことを学びましたか?

高校生の頃はやりたいことが定まっていませんでしたが、地域活動が身近にあったことや、幅広いジャンルを学べるということもあり、文理融合型の地域科学部に入ったんです。そこでは多角的な視点が身に付いたと思います。専攻は労働社会学で、伊原亮司准教授の研究室に所属していました。夜遅くまで仲間と研究したり、遊んだりした日々が思い出深いです。

Q4 後輩へのメッセージをお願いします。

大学の仲間と過ごしたり、講義で知識を広げたりすることは今しかできない経験なので、有意義な時間を過ごしてほしいです。また自由に挑戦でき失敗が許されるのも学生の特権です。自分で何かをやってみたり、学外の人と交流したり、さまざまなことにチャレンジしてみてください。


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