先輩の声 volume 04


サークル活動や留学など 幅広い経験を積めたことが 今の仕事に生きている。
1912年に水力発電企業として創業以来、培ってきたコア技術から新たな価値を生み出してきた技術開発型企業。半導体ICパッケージ基板を扱う電子事業以外に、自動車排気系部品やグラファイト製品を扱うセラミック事業などがある。若手からベテランまで180人以上の岐阜大学出身者が活躍中。
授業、研究、サークルなど岐大での充実した学生生活
私は子どもの頃からものづくりが好きで、材料について専門的に学んでおけば、どんな職種に就いたとしても役立つに違いないと考え、材料分野を学ぶことができる岐阜大学へ進学しました。
私は中学の頃、理科の実験が面白くて化学が大好きになり、岐阜大学に進学して化学を専攻しました。
大学時代は昼間に授業と研究活動を行い、夕方からはアルバイトをする毎日でした。大学近辺で一人暮らしをしていたので、岐阜市内の商業施設にあるオムライス店で働いたりしていましたね。
私も一人暮らしをしていて、同じ商業施設のレストラン街でアルバイトをしていました。大学の先輩や後輩がたくさんいて、まるで小さなサークルのような楽しい雰囲気の職場でした。
休日は同じ学科の友人と遊んだり、テニスサークルの仲間と練習や合宿に出掛けたりしていました。岐大祭の企画運営にも力を入れていて、自分たちで企画から販売まで行ったことはとてもいい思い出です。
私は大学2年生の時、留学した人の報告会を聞いて海外に行ってみたいと思うようになり、サマースクールに参加してオーストラリアでのホームステイを経験しました。その後もゴビ砂漠での植林ボランティアに出掛け、他大学の学生とつながる機会を持てたことで、友人関係がぐっと広がりました。


東北大学との共同研究では、仙台
に1週間滞在したことも
燃料電池自動車の開発などにつながるもので、自動車が大好きだったことから興味を持ち、東北大学との共同研究などにも取り組んでいました。

マレーシアの大学に留学した際、研究室の仲間
と撮影した集合写真

大学院時代には研究室のつながりでマレーシアの国立大学へ留学するなど、異文化に触れるとても良い機会になりましたね。
責任ある業務を通して自分の成長を実感できる職場


新製品の開発業務を行う吉川さん
就職活動を始めた当初は、自動車業界に絞って企業選びをしていたのですが、あまりに好きすぎる分野のため、やりたいことができないと納得できないのではと考え、より幅広い業界に目を向けるようになりました。そして、若いうちから責任ある仕事を任せてもらえる会社を探していたところ、イビデンにたどり着きました。「ありえないをやってやろう」というキャッチコピーに共感したのを覚えています。
私も吉川さんに似ています。就職活動の軸にしていたのは、成長の機会があることと、海外に出張できる環境があること。先輩座談会に参加した際、雰囲気が自分に合っていると感じ、若手でもチャレンジさせてもらえる環境がある点に惹かれて志望しました。
入社後は製品開発業務を担当しています。新製品のデザインや構造の提案、製品認定、量産化までの一連の業務を担い、2021年からはフィリピン工場への海外赴任も経験しました。コロナ禍だったため、渡航後は2週間のホテル隔離を経験するなど大変な思いもしましたが、初めて部下を持ち、大きく成長できたと感じています。
また、私が入社当時から担当している顧客は、今では世界中から注目を集めるAI半導体メーカーへと成長を遂げました。入社した頃はまだそこまで巨大な企業ではなかったのですが、一緒にビジネスを成長させることができ、とてもやりがいを感じています。

生産戦略グループでの内田さんの勤務風景
入社する前は技術部門に配属されると考えていたのですが、思いがけず事業戦略を立案する部署に配属され、最初のうちは不安を感じていました。ただ、取り組み始めてみると、会社がどういった方向に進んでいるのかを肌で感じることができ、とてもやりがいがあります。自分の成長を実感できる職場だと思いますね。
大学時代に語学力を高め 海外の文化に触れる経験を
岐阜大学では、専門分野である材料の知識以外にもたくさんのことを学びました。サークル活動を通じて10歳以上離れた先輩や後輩と接し、人間関係の築き方を学べたことは、他部署とのスムーズな連携を考える時などにとても役立っています。

大学時代に所属したテニスサークルの仲間たち。
卒業後もOBとして後輩たちを指導していたそう
学生の皆さんには語学力を磨いてほしいです。私自身、学生時代に英会話スクールに通い、語学力を向上させたことが今に生きていると思います。幸いにも岐阜大学には留学生と交流する機会などがたくさんありますのでうまく活用してもらいたいです。
私は大学時代に留学を経験し、異文化に触れる機会をたくさん作れたことが大きかったです。海外出張した際に生活習慣の違いなどで戸惑うことはありませんし、現地スタッフとのコミュニケーションで苦労することも少ないです。

外国人留学生と英語で授業を受ける「アドバンス
ド・グローバル・プログラム」のメンバー
大学のプログラムなどを利用して留学する機会もたくさん用意されています。留学した学生の報告会も頻繁に行われていますので、興味のある人はぜひ足を運んでみてほしいで すね。