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「ラジオ番組"われら学生"や岐大祭での 経験をもとに、いろんなメディアを使って 情報を発信したい」

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「自分が面白いと思えるものを大切にしつつ、エンタメ性の高い情報を発信していきたい」と、部長として部員 をまとめながらラジオ番組の企画制作に取り組む伊藤さん。「"われら学生"をメインにYouTubeなどさまざま な発信方法をもっと勉強していきたい」と日々努力を重ねている


岐阜大学放送研究会ラジスタ

1960年代に学生団体岐阜学生放送として発足。平成4年に大学公認サークルとなり、現在は岐阜大学と東海学院大学の合同サークルとして、岐阜大学は週3日、部員26人で活動している。主な活動は岐阜放送のラジオ番組「われら学生」の制作。サークル最大のイベント「岐大祭」では学生会館1階ラウンジで公開生放送を実施。そのほかYouTube「みるラジ」の制作や地域のお祭りでの公開生放送、学内の部活やサークルからの依頼によるCM制作などを行う。

ぎふチャン「われら学生」
ぎふチャンのラジオ番組「ココロのオト 昼レコ!」内で毎週水曜日12時40分頃から放送される10分間の番組。担当回の企画立案や資料収集、台本制作などは基本的に1、2人で行う。番組のテーマは各部員が興味を持っていることや趣味、好きな曲やアーティストの紹介を中心にしたものなどバラエティ豊か。番組制作に必要なアナウンサーや役者、ミキサーといった人材は自分で集め、日程調整をしながら制作する。また、SNSやYouTubeなどを利用しながら番組告知や未公開トークなども発信している。


ラジスタをさらに盛り上げてほしいと、
番組制作で培った絆やノウハウを後輩に伝えていく。

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「われら学生」の活動はもちろん、岐阜市の美殿町商店街の祭り(年3回)や
マーサ21のイベント(年3・4回)、FC岐阜のイベント(不定期)などの対外
活動へも積極的に参加。

常に+αで行動する先輩の姿に、
自分たちがやるべきことを学んだ。

 大学に入学して「学科以外でも多くの人と関わりを持ちたい」と、あるサークルに入りましたが、活動が盛んで授業との両立が難しくなり退会。後期になって、興味のあったラジスタの門を叩きました。この時には岐大祭が終わっており、「春に来てほしい」と先輩に言われ、2年生で入会しました。

 岐大祭はラジスタのメインイベント。2、3人が1チームとなって1時間の公開生放送をします。本番までにリハーサル合宿を2回行い、企画の立て方や台本の書き方、機材の扱い方など、先輩たちに教わりながら準備を進めます。初めて迎える岐大祭で私は現場を仕切るディレクターを担当しました。リハーサルではアナウンサーの配置や音源の再生などうまくいかないことの連続で、与えられた時間内に終わることができませんでした。そんな私たちに先輩が「自分のことより君たちの練習のほうが大切だ」と貴重なリハーサル枠を譲ってくれたのです。先輩のこの対応が心に響きました。

 無事に岐大祭での公開生放送が終わった時、達成感に満たされながらも、与えられた役割に+αで行動していた先輩の姿を思い出し、自分たちにはもっともっとやるべきことがあると気付かされました。


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岐大祭の本番に向け、事前合宿を実施したりスタジオや案内看板を作ったりと準備に余念が
ない。自分たちで制作した番組を無事終えたときの達成感は何物にも代え難い。

仲間とのたわいない話は、
番組企画のアイデアにつながっている。

 ラジスタの主な活動は毎週水曜日にぎふチャンで放送されるラジオ番組「われら学生」の制作。好きな音楽などの趣味の話やイベント情報など、等身大の岐大生の姿を映す番組です。企画のアイデアは、教室や部室でのたわいない話から生まれることもあるので、みんながしゃべりやすい雰囲気を大切にしています。

 コロナ禍では、リモート収録などの工夫をしながら番組制作を頑張っています。新入生の勧誘や歓迎会はYouTubeで行い、思った以上に好評でした。スマートフォンで手軽に視聴できるYouTubeの方が私たちの世代には馴染みやすいようです。

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マスクの着用やビニールカーテンの間仕切り、リモート収録への切り替えなど、感染症拡大防止を
徹底。そんななかでも、和気あいあいとした雰囲気で工夫をしながら活動を行っている。

 部長としてはこれらの経験で培った対応力や技術を後輩たちに引き継いでいきたいと思います。ラジオにとらわれず視聴者に合わせたメディアを活用して、今後も積極的に情報を発信していきたいです。



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岐阜大学地域科学部 地域文化学科
野原 仁 教授

顧問の野原教授は、伊藤さんを「多忙な4年生でありながら部長を務め、新入生の指導やYouTube番組「みるラジ」の制作など精力的に活動を行っており、その行動力に感心している」と評価。「他の部やサークルとのコラボイベントである落語研究会や水泳部の大会実況など、これからも新たな企画にチャレンジしてほしい」と話す。

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