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高みを目指して自発的に練習に取り組み,心ひとつにして戦うチーム力が強さの秘密

スポーツ推薦の選手がいない国立大学で男女ともに強豪チームとして活躍する,岐阜大学ハンドボール部。
キャプテンを務める北村徳太郎さんと山本奈佐さんに,好成績を維持する理由を聞きました。

4年間部活を続けたことは,私にとって大切な財産です。

女子ハンドボール部
東海学生一部リーグ所属。部員数14人。
4年生を筆頭に明るく真面目で,何でも言い合える仲のよさが自慢。岐阜県選抜選手権大会2連覇。
東海地区国立大学体育大会準優勝。目標は秋季リーグで上位3位に入り,全国大会に出場すること。

 私は中学1年生から始めたハンドボールを大学でも続けたいと思っていました。教育学部があってハンドボール部がある大学はほかにもありますが,兄が岐阜大学のハンドボール部員だったことと,全日本学生選抜のキャプテンだった杉森弘幸先生が総監督をされていることが岐阜大学を選んだ大きな理由です。
 1年生の時は,院生の方がコーチとして練習メニューを考えてくださっていましたが,卒業後は自分たちで考えるようになりました。私立の強豪チームに比べて,部員数も練習時間も少ない中で勝たなければいけないので,時間を無駄にできません。密度の濃い練習をするために,今,チームに何が必要かということを常に考え,メニューを組み立てます。ウォーミングアップを兼ねた"サッカーアップ"は女子部の伝統。サッカーゲームをすると,みんなのテンションが上がるんです。
 私は保健体育講座なので入部当初からチームを引っ張っていかなければいけないと,先輩に言われていました。自分なりに頭を働かせてやっているつもりでしたが,キャプテンになってチーム全体を客観的に見ることの大切さを痛感しました。練習に関することは上級生が話し合って決めますが,下級生も意見をちゃんと言えるように意識しています。何でも言い合えるチームの雰囲気と,部員各自が考えてプレーする自主性が今の チームの強さに繋がっていると思います。
 キャプテンを務めたことで精神的に鍛えられ,視野も広がりました。4年間部活を続けてきたことは,私にとって大切な財産です。私が実体験した運動の楽しさや感動を部活動や授業を通して伝えていきたいと思い,卒業後は小学校の教員をめざしています。杉森ゼミの"座学よりも実践"の精神で,身体を動かすことの大切さを伝えていきたいです。

チーム力で勝ち抜く姿勢を後輩たちに伝えていきたい。

男子ハンドボール部
東海学生二部リーグ所属。部員数16人。
昨年,惜しくも二部に降格したものの,抜群のチーム力を武器に今年,東海地区国公立大学体育大会4連覇を果たす。チームでの戦術により磨きをかけ,一部リーグ復帰と,全国大会出場を目指す。

 岐阜大学は県下でハンドボールが盛んな大学として有名だったので,体育教員になるための勉強をしながら,小学3年生から続けてきたハンドボールの経験を生かしたいと思い,入学と同時に入部しました。ちょうど東海学生リーグの一部に昇格した年で,ハードな練習についていくのがやっとでした。当時のチームの目標は,2年後の平成26年に地元岐阜で開催される全国大会に出場すること。それに向けて準備をしていく中で力をつけていき,平成25年,26年と2年連続で全日本インカレに出場することができました。
 キャプテンになってからは,チームを引っ張ることの難しさを実感。練習中は誰よりも身を挺してがんばっている姿を後輩に示すことと,練習についていけず,元気をなくしている新入部員に声をかけることは,特に気をつけてやってきました。
 ハンドボールはパスを繋いでシュートにもっていくという,仲間との連携が一番大事なスポーツ。監督や先輩たちの指導を受けながらも,自分たちでチームの姿勢や方針を考えることもチームワークを高めるために重要だと思っています。個人技で私立の強豪選手を圧倒することは難しいですが,その分,チーム力で勝っていくのが男子部伝統のスタイル。練習メニューもパスの繋ぎやチームでの戦術に重きを置くことで,みんなに"チーム力で勝つ"ということを意識してもらうようにしています。とはいえ,練習は週4日,1日3時間程しかできないので,週2~3回はミーティングを行い,意思や戦術的な統一を図ります。キャプテンとして常に強い自分を出せるように,部活以外の時間でも練習やフィジカルトレーニングに励んできました。
 卒業後,公安系の仕事に就きたいと考えるようになったのも,精神的にも肉体的にも鍛えることができた,部活での経験があったからだと思っています。


実績

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