大学案内

地域を愛する地域科学部生! 先輩&後輩リレーインタビュー

岐阜のまちづくりを通じて このまちの面白さに気づきました。

 私は地理学を研究する富樫幸一先生の研究室に所属し,学内外の活動を通じて岐阜のまちづくりに深く関わってきました。中でも印象に残っているのが,地域学系の学部を持つ徳島大学や鳥取大学と連携して行った合宿研修に,研究室で参加したことです。5日間で地域課題の設定から解決策の提案までを行うフィールドワークに挑戦。ほかの地域をじっくり見ることができ,岐阜の魅力を再発見する機会になりました。

 大学での勉強は1年生から始めた「岐阜人」の活動にも役立っています。岐阜人とは,岐阜大学など13大学約40名の学生が所属する団体で,岐阜のまちの魅力などを発信するフリーペーパー『GIFT』を定期発行しています。私は出身地である岐阜市を高校時代まで「つまらないまち」だと思っていました。そんな考えが変わったきっかけのひとつが「岐阜人」です。2年生後期から1年間,この団体の代表を務めましたが,『GIFT』の制作などを通じて多くの人と関わるうちに,今まで時代遅れだと思っていた柳ケ瀬商店街が,カフェや古着屋などが集まる面白いまちだと気づきました。また,高校時代の私のように地元を軽視するのではなく,逆に誇りを持ってもらいたい。そんな想いから,郡上市役所の方とコラボして観光名所を巡るイベントを開催するなど,さまざまな催しを企画しました。

 まちづくりには多角的な視点が必要です。地域科学部で学んだ経済学に加えて,数学,化学,環境学などの色々な分野の知識がこうした活動に生かされましたし,選択制の講義が多いことから,うまく両立することができました。

 卒業した現在はワーキングホリデーで,念願だったバンクーバーに1年間滞在しています。海外での一人暮らしを経験し,学生という立場ではなく,個人の力で何かをやってみたい。そして1年後,大好きな岐阜に再び戻ってきて,地元に貢献するような仕事がしたいと思います。


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学内で始めた「朝活」をはじめ 人がつながる機会を今後も作りたい。

 私が地域科学部に入学したのは,公務員志望だった当時,幅広い知識を学ぶことができる環境に魅力を感じたからでした。入学後は学部での学びに留まらず,ユニークな発想の持ち主や世界中を旅した人など,面白い個性を持った仲間から刺激を受ける機会が多くありました。こうした学生たちに出会いの場を提供し,つながりを増やしたいと考えて「岐大朝活」や「HelloG」などのさまざまな活動を行うようになりました。

 「岐大朝活」は3年生の時,学部の垣根を越えて交流できる場所を設けようと始めました。毎回,異なるテーマを設定し,金曜日の朝7時半から大学会館のラウンジなどで開催しています。私は以前から社会人が集まる一般向けの朝活に参加していたのですが,フラットで柔軟なつながりを持てる雰囲気がとてもいいと感じていました。そこで岐大朝活では,「春休みにやりたいこと」「初恋の思い出」といった学生らしいテーマを決め,参加者が朝食を持ち寄りながら気軽にしゃべることができる空気感を演出しています。地域科学部だけでなく他学部や岐阜薬科大学,東京や名古屋の大学からの参加者もあり,この活動をきっかけに意気投合して新たな学生団体を立ち上げるメンバーも出てきています。

 また,私も寺町さんと同様に「岐阜人」の代表を経験。昨年はFC岐阜さんとコラボした「FC岐阜学園祭」を企画し,県内外500人以上の学生が携わる一大イベントを実施しました。さらに,最近では名鉄岐阜駅の近くに学生が無料で使用できる交流スペース「HelloG」を開設。全国の学生団体とのネットワークを生かして,幅広く情報交換ができる空間としても活用していきたいと考えています。

 岐阜市はまだまだローカルで,情報格差のある場所です。今後も岐阜の学生たちに,新たな人や情報との出会いの場を提供し,岐阜の活性化に役立っていければいいなと思います。

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