令和2年 新年互礼会 あいさつ
新年明けましておめでとうございます。
本日は5項目についてお話を申し上げたいと思います。
1.創立70周年記念事業について
創立70周年記念事業ですが、昨年1年間をかけまして、無事終えることができました。ありがとうございました。式典は、2019年6月1日に行い、第9代学長である金城先生から、創立50年から70年の20年間について、岐阜大学の動きをお話いただきました。また様々な事業を行いましたが、学術資産等をアーカイブ化でき、キャンパスミュージアムを開設できたこと、5年間の大変なご苦労の末、岐阜大酒が完成し披露をされ、市販に至ったということは特筆すべきと思います。この岐阜大酒は大変にご好評をいただき、完売しました。今年はより風味の良い、香りの高いものを作るということを承っておりますので、楽しみにしているところです。
それから、これらに関連いたしまして、教職員の皆さまがた、OBの皆さまがた、さらに一般企業等から、多大なご支援を岐阜大学基金として頂戴いたしました。様々な事業に使わせていただき、また、本来の基金の目的である、教育、研究、就学支援にかなりの部分を残すことができました。
2.東海国立大学機構について
昨年、5月17日に改正国立大学法人法が成立し、その中に、国立大学法人名古屋大学と、国立大学法人岐阜大学の、法人部門の統合が明記されました。
さらに10月21日には文部科学大臣から、初代機構長の予定者として名古屋大学総長の松尾清一先生が指名を受けました。これらを受けまして、今年の4月1日に、国立大学法人東海国立大学機構岐阜大学として発足をいたします。機構に関連した動きをご紹介します。
- 組織:法人部門の改組・規定等の改正
- 教育:アカデミックセントラルを構築し、全学共通教育における英語教育の充実と数理データサイエンス教育の強化。
- 機構直属の拠点化に向けて既に動き出ししている組織:生命の鎖統合研究センター、航空宇宙生産技術開発センター、医療情報データの互換性強化、農学教育研究組織。
- 次の拠点候補(案):地域環境変動適応センター、スマートシティぎふ、Guコンポジット研究センター
- 岐阜大学独自の教育研究拠点:地方創生エネルギーシステム研究センター、地域連携スマート金型技術研究センター、地域減災研究センター
今後、名古屋大学と連携しつつ独自色を強化する、また組織的にも強化していくということが大事になってきます。
3.各部局の機能強化について
今年から来年にかけて行う予定の機能強化についてご紹介します。
- 経営プログラムの立ち上げ
- 医療者教育学修士課程の開始
- 附属学校の義務教育学校化
4.令和2年度予算の概況について
令和2年度予算の概況について、現時点でわかっている範囲で紹介します。

- 就学支援制度
- 応用生物科学部の改修
- 運営費交付金再配分のルール変更対応
5.エンジン01について
5月29日(金)~31日(日)にかけて、岐阜県においてエンジン01というイベントが開催されます。エンジン01は作家、音楽家、あるいは画家、その他、いわゆる文化人が大挙して岐阜へきてそれぞれレクチャーを行い、夜は市内の飲食店で、参加者と一緒にお酒を酌み交わしながら様々な話をするものです。30日(土)は、この岐阜大学柳戸キャンパスが会場となります。現在、このイベントの準備を行っているところです。
本日の話は以上5項目です。また今年も、東海国立大学機構+αで忙しい時間が続くかと思いますが、岐阜大学のさらなる発展のために、皆さまがたと一緒に頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします、と申し上げまして、新年互礼会のごあいさつとさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
令和2年1月6日
岐阜大学長 森脇 久隆