応用生物科学部

応用生物科学部は、生命科学・生物科学・生物環境科学の学理を究め、それらと関連した技術を開発し、それらの成果を生物産業や持続可能な生物生産、人間を含む生態系の保全およびヒトと動物との共生に応用することでより良い社会を実現することを理念としています。この理念を実現するため、以下の力を兼ね備え、応用生物科学に関する総合的な能力を有する者に対して学士の学位を授与します。
a.技術者に求められる高い倫理観を持ち、真摯な姿勢で課題に取り組むことができる。
b.変貌する社会環境に対して自ら課題を設定し、主体的に対応できる。
c.社会における自分の役割を自覚し、他者と協力して取り組むことができる。
d.応用生物科学の学理と技術を修得し、生物産業の発展や持続可能な生物生産、人間を含む生態系の保全およびヒトと動物との共生などに応用できる。
e.幅広い視野・経験と広い専門的知識に基づき柔軟かつ総合的な判断ができる。
f.自分の考えや判断を適切な方法で的確に表現できる。
応用生命化学科 | |
食農生命科学科 | |
生物圏環境学科 | |
共同獣医学科 | |
附属施設 | 附属岐阜フィールド科学教育研究センター |
附属動物病院 | |
附属野生動物管理学研究センター | |
附属共同獣医学教育開発推進センター | |
附属家畜衛生地域連携教育研究センター |
学 科
応用生命化学科
応用生命化学科では,まず,自然科学を理解する上で基盤となる基礎的教養と科学リテラシーおよび高い倫理観を学びます。続いて,生命の基本原理の解明および生物がもつ多彩な生物機能と生命現象の理解に資する化学,生物学,物理学,生命情報科学を基盤とし,生体分子から生物個体までを対象とする応用化学・応用生物学および高度な化学技術・バイオテクノロジーを学びます。これらを基盤として,現代社会が抱える諸課題を生命科学に立脚したアプローチにより解決できる能力,高度な化学技術・バイオテクノロジーを駆使した"モノづくり"を実現できる知識と技術および社会で通用する科学的手法による課題解決力を修得します。
食農生命科学科
食農生命科学科では,植物,動物,および食に関する基礎科学や科学リテラシー,そしてこれらを応用した農業科学と食科学を共通の基盤とし,動植物の生命現象,動植物の生産技術および食品機能に対する理解を深めるための講義・実習を行います。「食料」を農地での生産から消費,そして人体における機能まで連続的かつ包括的に理解することで,人と地球の健康に資する持続可能な「食料システム」の創出に活かすことのできる専門知識と技術および実践力を専門科目において体系的に修得します。
生物圏環境学科
生物圏環境学科では,生物と環境に関する科学リテラシーや基礎科学,とりわけ動植物,生態系,および環境基盤整備に関する基礎的・実践的科学を基盤とし,地球,地域における水・物質循環や生物環境・生態系の科学的理解,動物の生息域内および域外保全をはじめとする生物の多様性保全と生態系サービスの持続的な利活用技術,そして持続可能な社会実現に貢献する知識・技術を体系的に学びます。また岐阜県を含む中部地域の恵まれた生物環境とそこに設置されている実習・実験施設を活用した実習,および大規模データの解析やモデリングを通じた総合化・一般化の能力を涵養し,現場における課題発見や問題設定能力,本学科が提供する多様な学問分野間をつなぎ課題解決までの道筋を見つける力,そして現場での実践力・課題解決力を修得します。
共同獣医学科
動物の病気の診断,治療及び予防を行うことにより,牛,豚,鶏などの産業動物や犬,猫などの伴侶動物の健康を保つという重要な使命を持っています。また,動物からの人に伝播する人獣共通感染症の予防,食品衛生及び環境衛生を通じて人の健康増進にも深い関わりをもち,広くは生命科学の研究と発展に寄与しています。共同獣医学科では鳥取大学農学部と共同で,より高度な獣医学教育を行います。動物の病気の発生原因,診断および治療に関する知識や技術の習得に加え,両大学での合宿式授業による体験学習や,動物倫理やプレゼンテーション能力を養う少人数での基礎教育をはじめ,両大学を結ぶ遠隔講義シズテムによる授業等,これまでにない発展的な教育が用意されています。
教育内容
![]() |
![]() |
専門知識と実践力を重視した授業展開です。 | Webシラバス(講義情報検索)へリンクしています。(別ウィンドウで開きます) |
![]() |
![]() |
専門的な資格のほか,教員免許状の取得も可能です。 | 専門を活かした多様な活動分野があります。 |
![]() |
|
応用生物科学部・教員スタッフページへリンクしています(別ウィンドウで開きます) |