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医学系研究科


医学系研究科

 超高齢化社会の到来,ヒト遺伝子解読の終了等,21世紀が始まった現代社会の急速で著しい生命科学の変容に的確に対応するためには,知の再構築と新たなパラダイム(時代を反映する思想・考え方)の創出が焦眉の課題となっています。
 本研究科では,最新の医学研究及び高度な技術開発を推進しており,より高い研究能力・技術開発能力・臨床能力の養成を進めています。
 平成12年度からは社会に開かれた大学院の実現を目指し,社会人を対象とした昼夜開講制を導入し,平成14年度には医学と生命・情報工学の連携のもと,再生医科学専攻を設置しました。
 本研究科は,教育機関として人材育成を推進するとともに,地域の医療機関の先導的機関の役割を担いながら,国内外の医療機関及び教育機関や研究機関との交流や相互理解を深め,倫理観のある先端医療の研究機関の一翼を担います。

博士課程 医科学専攻 講座 生命原理学 分野 解剖学,生体物理・生理学,分子病態学,神経生理学,薬理病態学,再生機能医学
生命秩序学 高次神経形態学,細胞情報学,形態機能病理学,法医学,生命機能分子設計学
生命関係学 寄生虫学・感染学,病原体制御学,腫瘍病理学,疫学・予防医学,医学系倫理・社会医学,産業衛生学,医学教育学,医療経済学,システム生物学
内科学 消化器内科学,臨床腫瘍学,循環器内科学,呼吸器内科学,血液・感染症内科学,糖尿病・内分泌代謝内科学,膠原病・免疫内科学,腎臓内科学,総合診療科・総合内科学
外科学 心臓血管外科学,呼吸器外科学,消化器外科・小児外科学,乳腺外科学
脳神経科学 脳神経内科学,脳神経外科学,脳病態解析学(連携大学院),精神医学
感覚運動医学 整形外科学,リハビリテーション学,皮膚科学,形成外科学,眼科学,耳鼻咽喉科・頭頸部外科学,口腔外科学
生体管理医学 麻酔科・疼痛医学,泌尿器科学,救急・災害医学,放射線医学,臨床検査医学,臨床薬剤学,臨床病理学
生殖・発育医学 小児科学,産科婦人科学
修士課程 看護学専攻 領域 看護学教育 分野 継続看護学教育
総合基礎科学
実践看護学 地域生涯発達看護学
地域健康支援看護学
修士課程 医療者教育学専攻 領域 医療者能力開発学,医療者教育プログラム開発学,医療系倫理・社会医学教育学,総合病態内科学,地域医療教育学,医師育成学

専 攻

医科学専攻

 医科学専攻は,高度で先進的・学際的・創造的な探求心を持続し,人間性豊かな教育者及び研究者並びに先端医療の知識・技術のみならず研究遂行上不可欠な倫理観をもつ臨床医を育成することを教育上の目的とします。
 また,医学研究と医療における国際的通用性の高い人材養成システムの確立,研究成果の地域並びに国際社会への発信と展開及び生命医科学研究の臨床医学への応用等を達成し,高度先進医学・医療の発展という社会のニーズを実現するための教育研究体制の確立を目標としています。
 それにより高度で先端的・学際的・創造的研究を推進し,将来の医学を担うリーダーとなるべき優れた生命医科学研究者・臨床医学研究者・生命医科学教育者及び高度な医学的素養を身に付けた臨床医並びに急速に発展している現代医療に対応できる医療行政専門家を養成します。

看護学専攻

 看護学専攻は,看護における研究課題の探求資質をもち,倫理観や科学的思考力に裏打ちされた高度な看護を実践できる資質をもった人材を育成することを教育上の目的とします。
 日々進歩する医療の知識・技術,人々の健康への多様な要求に対し,専門性が高く質の良いサービスを提供するためにも,全人的医療を担い得る豊かな感性と人間性を備えた人材が求められています。
 このような要望に応えるため,看護学専攻では高い倫理観や科学的思考力を備えた人材を育てると共に,学際的視野を広げ,看護学と看護実践面での課題を自発的・具体的に研究し,質の高い看護の実践能力を養うことを目標とします。

医療者教育学専攻

 医療者教育学専攻は,多職種の医療教育者が,医療系の学生や多職種チームで働く医療現場で若手医療者を指導するにあたって,指導上の様々な課題を分析・研究したり,新たな教育方法を開発・研究したりすることで,医療従事者のための教育をより良いものに発展させようとする学際的学問を修得します。
 さらには,グローバルな視野とローカルな視点から医療の質向上に寄与する医療者教育を展開するため,多職種の人材と連携し,医療者教育を設計・実践・改善・先導・発信できるリーダーを育成します。

教育内容

シラバス 教員紹介 医学部看護学科
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