お知らせ

県内の高校生らが制作した超小型人工衛星「らいちょう」が国際宇宙ステーションから衛星軌道へ放出されました

 岐阜大学工学部附属宇宙研究利用推進センターを中心に、県内の工業高校や企業が協力して制作し、8月24日にロケットで宇宙へ打ち上げられた超小型人工衛星「らいちょう(GHS-01)」が、9月19日には国際宇宙ステーション(ISS) 日本棟「きぼう」から宇宙空間へ放出されました。
 当日は放出の瞬間を見守るライブビューイングイベントが開催され、開発に関わった高校生や本学関係者、江崎 禎英 知事をはじめとする岐阜県関係者、協力企業の皆さんなど岐阜県庁20階の清流ロビーに集まった約70名のほか、リモートで参加した、はやぶさ2プロジェクトチームのプロジェクトマネージャ 津田 雄一 教授(宇宙航空研究開発機構、JAXA)、三上 建治 参事官(内閣府 宇宙開発戦略推進事務局)、長崎県の人工衛星プロジェクトメンバーらはJAXAのYouTube公式チャンネル「JAXA Channel」で、ISSからリアルタイムで配信される映像を通じて「らいちょう」の宇宙への放出を見守りました。
 放出時には清流ロビーからもISSへカウントダウンを送り、「らいちょう」が無事に宇宙空間へ放出された映像が流れると、会場は拍手と歓声に包まれました。吉田学長は「放出が成功した瞬間は本当に感動しました。制作に携わった皆さんの夢が実現し、また次の世代の夢へと繋がっていくことを嬉しく思います」と喜びの言葉を述べました。
 「らいちょう」は、今後、宇宙からの地球の撮影、音声通信を通じた国際交流などのミッションを行う予定で、引き続き、県内の高校生らが携わっていきます。


吉田学長
吉田学長
江崎知事
江崎知事
放出の瞬間の様子
放出の瞬間の様子
放出成功に沸く高校生
放出成功に沸く高校生