地域貢献

第24回 岐阜大学複合材料研究センター(GCC) オープニングシンポジウム

第24回岐阜シンポジウム


石川隆司教授

多数のご参加ありがとうございました。

 基調講演では,名古屋大学大学院複合材料工学研究センター長の石川隆司教授が「先進複合材料,特にCFRPの航空宇宙構造への応用の現状と展望」と題して,炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の航空機分野や自動車関連分野への適用についての現状をお話しいただきました。

 パネルディスカッションでは,パネリストから「日本の航空機用複合材料部材製造には,技術開発,設備開発のための多額な投資が必要で,開発に産官学を挙げて取り組む必要がある」,「CFRPはコストが高いので,低コストの実現を期待する」,「もともとこの岐阜にある地場産業を活用していくことが必要」といった呼びかけがあり,コーディネーターである岐阜大学複合材料研究センターの深川仁副センター長は,「今回のシンポジウムでさまざまな課題が明らかになった。複合材料についての精度,コスト,定期的な情報発信について,産官学で取り組んでいきたい」と述べました。


  • 【日 時】 平成24年10月15日(月) 13時20分~17時20分
  • 【場 所】 岐阜大学サテライトキャンパス
         (岐阜駅前 岐阜スカイウイング37 4階)
  • 【後 援】岐阜県,岐阜市,経済産業省中部経済産業局,日本機械学会東海支部,精密工学会東海支部,日本材料学会東海支部,プラスチック成形加工学会東海支部,SAMPE Japan,複合材料学会東海・北陸支部,日本接着学会中部支部,日本セラミックス協会,日本塑性加工学会東海支部,岐阜県工業会,ぎふ技術革新センター運営協議会,岐阜県研究開発財団
  • 【申込先・お問合先】 岐阜大学 複合材料研究センター事務室

基調講演 

『先進複合材料,特にCFRPの航空宇宙構造への応用の現状と展望』
    石 川 隆 司 教授(名古屋大学大学院 複合材料工学研究センター長 航空宇宙工学専攻)

近年急速に拡大している炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の航空宇宙構造への応用について,ボーイング787やエアバス350などの事例をあげて現状を説明するとともに,MRJでクローズアップされている低コスト型CFRPの技術開発の現状にも触れます。また,講師が勤務していたJAXAでの最新の複合材研究の一部を紹介し,CFRPの適用の将来像を展望します。

パネルディスカッション

『複合材料の将来像からみたGCCへの期待』

パネリスト
 酒井 昭仁 (川崎重工業株式会社 787生産技術部 技術課長)
 杉山 慎一 (太平洋工業株式会社 技術企画部長)
 石川 隆司 (名古屋大学大学院 複合材料工学研究センター長)
 服部  清 (岐阜県商工労働部)
 大矢 豊 (岐阜大学 複合材料研究センター 無機材料部門長)
 守富 寛 (岐阜大学 複合材料研究センター 有機材料部門長)
 王  志剛 (岐阜大学 複合材料研究センター 金属材料部門長)
コーディネーター
 深川 仁 (岐阜大学 複合材料研究センター 副センター長)
  • 入場無料・要申し込み(申込用紙に必要事項を記入のうえ10月1日までに下記にお申し込みください。)
  • シンポジウム参加者には,複合材料研究センターの技術シーズをまとめた冊子「複合材料に使える技術シーズ集」を差し上げます。
  • シンポジウム終了後の交流会(会費3,000円)にも,ぜひご参加ください。

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