研究成果

Beyond 5G/6Gに向けたテラヘルツ無線通信用のアンテナの開発に成功

 国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学,ソフトバンク株式会社,国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT),National Research Tomsk State UniversityおよびTomsk Polytechnic Universityの研究グループは,Beyond 5G/6G時代を見据え,300GHz帯テラヘルツ無線(以下「テラヘルツ無線」)で動作する超小型アンテナの開発に成功しました。
 今回の研究成果は,2020年6月1日から30日までオンラインで開催される国際会議「EuCAP2020 (14th European Conference on Antennas and Propagation)」において,「"High-gain and Low-profile Dielectric Cuboid Antenna at J-band," Y. Samura, K. Yamada, O. V. Minin, A. Kanno, N. Sekine, J. Nakajima, I. V. Minin, and S. Hisatake (Jバンドにおける高利得小型誘電体キューブアンテナ)」の名称で採択されました。

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開発した超小型アンテナ(大きさを比較するためにスマートフォン上に配置)

Beyond 5G/6G: 第5世代移動通信システム(5G)の次の無線アクセスシステムを指す。5Gの特長(超高速、超低遅延、多数同時接続)のさらなる高度化に加えて,高信頼化やエネルギー効率の向上など新たな技術革新が期待されています。


本研究発表のポイント

  • スマートフォンへのテラヘルツ無線実装を実現する波長オーダー(1.36 mm×1.36 mm×1.72 mm)の超小型アンテナの開発に成功
  • アンテナ利得を同程度としたホーンアンテナと比較して体積が40%程度にまで小型化
  • 同寸法のホーンアンテナと比較して,テラヘルツ無線のビーム幅をE面で80%,H面で70%程度に狭窄化

利得:アンテナに入力された電力に対して,アンテナ正面方向にどの程度の電力を出力できるのかを数値化したもの。利得が高ければ,より指向性が強い電波を放射することが可能になります。

詳しい研究内容について

Beyond 5G/6Gに向けたテラヘルツ無線通信用のアンテナの開発に成功
 ~岐阜大学,ソフトバンクおよび情報通信研究機構が,超高速無線通信などの実用化に向けて研究開発~

論文情報

  • 会議名:EuCAP2020 (14th European Conference on Antennas and Propagation)
  • 論文名:High-gain and Low-profile Dielectric Cuboid Antenna at J-band
  • 著 者:
    Y. Samura, K. Yamada, O. V. Minin, A. Kanno, N. Sekine, J. Nakajima, I. V. Minin, and S. Hisatake

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2020.06.18

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