研究成果

糖鎖の複雑化を調節する仕組みを発見 バイセクト糖鎖がブレーキ役

 岐阜大学研究推進・社会連携機構 生命の鎖統合研究センター(G-CHAIN)の木塚康彦准教授のグループは,広島大学大学院統合生命科学研究科の中ノ三弥子准教授らとの共同研究で,細胞内で複雑な形を持つ糖鎖が作られる仕組みの一端を明らかにしました。
 本研究成果は、日本時間2019年8月2日に米国の国際誌Molecular and Cellular Proteomics誌のオンライン版で発表されました。

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 図:分子動力学シミュレーションによる糖鎖の三次元構造

本研究成果のポイント

  • タンパク質に付いている糖鎖の形は複雑で,細胞内で糖鎖が作り上げられる仕組みはよくわかっていない。
  • 糖鎖がいったんバイセクト型という形になると,それ以上複雑な形になりにくくなる。
  • バイセクト型の糖鎖は,複雑な糖鎖を作りにくくするブレーキ役として働いている。
  • バイセクト型の糖鎖は,アルツハイマー病やがんの進行に関わることから,これらの疾患の発症や進行の仕組みの解明につながることが期待される。

詳しい研究内容について

糖鎖の複雑化を調節する仕組みを発見 バイセクト糖鎖がブレーキ役

論文情報

  • 雑誌名:Molecular and Cellular Proteomics
  • 論文名:Bisecting GlcNAc is a general suppressor of terminal modification of N-glycan
  • 著 者:Miyako Nakano, Sushil K. Mishra, Yuko Tokoro, Keiko Sato, Kazuki Nakajima, Yoshiki Yamaguchi, Naoyuki Taniguchi, Yasuhiko Kizuka
  • 論文公開URL:https://doi.org/10.1074/mcp.RA119.001534

2019.08.06

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