研究成果

ホヤに卵を預ける魚を初めて特定

 教育学部 古屋 康則 教授らの研究グループは,大阪市立大学,総合地球環境学研究所,東海大学,北海道大学と共同で,他の生物に卵を預ける海産のカジカ科魚類8種について産卵宿主種(ホヤやカイメン)の特定に成功し,さらにはカジカ科魚類が産卵管を宿主種の種類や大きさに応じて進化させていることを世界で初めて発見しました。
 今回の発見は,生態研究がほとんど進んでいない冷たい海域の動物の生態を知るうえで,非常に重要な成果と言えます。
 本研究内容は2019年4月6日に海洋生物学の専門雑誌『Marine Biology』のオンライン版に掲載されました。

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(A)体長と産卵管長の関係。nは個体数。(B)単体ボヤに産卵するアサヒアナハゼ。赤矢印は産卵管の位置を示す。(C)カイメンに産卵するアヤアナハゼ。(D)群体ボヤに産卵するスイ。(E)岩の上に産卵するニジカジカ。(クリックすると拡大します)

本研究成果のポイント

  • 海産のカジカ科魚類8種について産卵宿主種(ホヤやカイメン)の特定に成功
  • カジカ科魚類が産卵管を宿主種の種類や大きさに応じて進化させていることを世界で初めて発見

詳しい研究内容について

ホヤに卵を預ける魚を初めて特定
 〜カジカ科魚類の産卵管と産卵行動は、産みつける宿主に応じて進化していた~

論文情報

  • 雑誌名:Marine Biology
  • 論文名:Host selection and ovipositor length in eight sympatric species of sculpins that deposit their eggs into tunicates or sponges
  • 著 者:Satoshi Awata, Haruka Sasaki, Tomohito Goto, Yasunori Koya, Hirohiko Takeshima, Aya Yamazaki, Hiroyuki Munehara
  • DOI:http://doi.org/10.1007/s00227-019-3506-4

2019.04.22

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