研究成果

勝田 准教授(教育学部)らが,世界初!球状コンクリーションによる高精度の地質年代決定に成功!

 教育学部 勝田 長貴 准教授,名古屋大学博物館 吉田 英一 教授,同大学大学院環境学研究科の淺原 良浩 准教授,山本 鋼志 教授,同大学宇宙地球環境研究所の 南 雅代 准教授,および英国地質調査所の研究グループは,海底に堆積してできた堆積岩から産出する球状コンクリーション(球状の岩塊で別名「ノジュール」とも呼ばれる)に含まれるストロンチウムの同位体比(87Sr/86Sr)を用いて,高精度で地質年代を決定することに世界で初めて成功しました。
 本研究成果は,英国の国際誌「Scientific Reports」(電子版)2019年1月30日付(日本時間午後7時)に掲載されます。

球状炭酸塩コンクリーション
 炭酸カルシウムを主成分とする地層中(堆積岩のみ)で見出すことのできる球状の岩塊。

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ストロンチウム年代決定に用いたツノガイコンクリーション(クリックすると拡大します)

本研究成果のポイント

  • 炭酸塩球状コンクリーションを用いて,世界で初めて地質年代の決定に成功した。
  • 炭酸塩球状コンクリーション中に濃集している海水起源のストロンチウムの同位体比(87Sr/86Sr)に着目し,年代測定を試みた。
  • 球状コンクリーションのストロンチウム同位体比を利用した年代決定は,従来の化石を用いた年代決定よりも,約10倍高精度(10万年程度の誤差)での年代決定が可能である。
  • 化石などを産出しない地層の年代の測定も可能と考えられ,球状炭酸塩コンクリーションの応用・活用性として,今までにない研究アプローチである。

本研究成果の意義

 日本および海外の球状炭酸塩コンクリーションを有する堆積岩の形成年代(地質年代)を,従来の手法より高精度で測定することが可能となります。

詳しい研究内容について

世界初!球状コンクリーションによる高精度の地質年代決定に成功

論文情報

  • 雑誌名:Scientific Reports
  • 論文名:87Sr/86Sr age determination by rapidly formed spherical carbonate concretions
  • 著 者:H.Yoshida, Y.Asahara, K.Yamamoto, M.Minami, N.Katsuta & R.Metcalfe
  • DOI:10.1038/s41598-019-38593-9

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2019.02.06

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