お知らせ

令和7年度NITS・岐阜大学教職大学院コラボ研修「データを活用した学校経営充実研修」を開催しました

 8月18日(月)、岐阜大学教職大学院は、独立行政法人教職員支援機構(NITS)と共同で「データを活用した学校経営充実研修」を開催しました。本研修には、山県市の小中学校12校の校長先生と中堅教員25名が参加しました。
 今日、全ての子どもの良さや可能性を引き出す学校教育を実現するために、学校管理職には様々なデータを活用して教育力を最大化していくことが求められています。本研修は、学校管理職が学校経営方針を具現化するために、どのようにデータを活用できるかを学ぶ探究型研修です。全2回のうち、第1回では知識の習得を、第2回では実践の振り返りから気づきを得ることを目的としています。
 今回の第1回研修では、本教職大学院の吉澤寛之教授から、学校経営の枠組みにおいてデータを活用する意味と思考方法をお伝えしました。内容としては、①学校経営における自身の困り事を起点として、②それをどう解決するかの仮説を立て、③組織を運営し、④成果を共有・継続する、という一連のプロセスの中において、どのようにデータを活用していくかというものです。
 グループワークでは、自校の学校経営方針を具現化するために、注目すべきデータとその活用方法を検討しました。全体交流会では、「子どもの主体性を伸ばす学校経営を目指し、児童アンケートを活用しているが、『ほぼ当てはまる』という回答が多く、手立てが見いだせない。今後、子どもに回答の理由をたずね、理由に応じた手立てを講じてみたい」等、具体的な展望が報告されました。
 12月に開催予定の第2回の研修では、現場での実践を振り返りながら気づきを深めていきます。

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