2025年度日本語・日本文化研修留学生の修了論文発表会を開催しました
8月3日(日)、日本語・日本文化教育センターは、日本語・日本文化研修留学生(以下「日研生」)による修了論文発表会を対面・オンライン併用で開催し、学内外から約20人が参加しました。今年は、イラン、タイ、中国、ベトナムから本学に留学している第24期日研生5人が発表を行いました。
日研生は、毎年10月から翌年8月までの約1年間、大使館や大学推薦の国費外国人留学生、または学術交流協定校からの交換留学生として本学に留学し、主に日本語と日本文化について学び、その集大成として修了論文を執筆します。論文のトピックはそれぞれの留学生が興味のあるものを選び、教員の指導と本学の日本人学生が務める論文チューターのサポートを受けながら論文を完成させます。
第24期日研生も、日本と自国の言語や文化についてそれぞれがユニークな切り口で調査・分析・考察し、論文を書き上げました。発表会では、スライドを使用しながら日本語で大変質の高い発表を堂々と発表しました。論文チューターや過去に本学の日研生だった学生の参加もありました。
日研生は、8月21日(木)に行われる修了式に出席し、帰国後はそれぞれが所属する大学に復学し勉学に励みます。修了生の中には、本学や他大学の大学院への進学する学生や、日本での就職のため再来日する学生が多数います。
本学は、引き続き多様な国からの留学生を受け入れ、国際交流を推進していきます。
発表者及び題目(発表順)
- 劉 珊(リュウ サン・中国)
「中国における日本のスポーツアニメの異文化伝播 ―BiliBili調査に基づいて―」 - シェイバーニ マリアン(イラン)
「侘び寂び:日本美学の核心とその異文化的視点 ―茶道と金継ぎ―」 - チャン ティ キム トア(ベトナム)
「日本とベトナムの「孤食」の比較研究 ―若者を中心に―」 - 林 奕軒(リン エキケン・中国)
「あいづちについて ―中国人留学生の視点から見る―」 - サントン スパウィット(タイ)
「日本語の文字のイメージ ―日本人とタイ人日本語学習者の視点からの比較―」





