お知らせ

岐阜大学基金「バロー・Vドラッグ海外研修奨学金 助成事業」派遣学生(2名)による報告会を開催しました

 本学は、平成26年度から株式会社バローホールディングスおよび中部薬品株式会社からのご寄付により「バロー・Vドラッグ海外研修奨学金助成事業」を行っています。本奨学金は、本学の大学院生が海外の大学や研究機関で単位を取得したり、専門の研究を支援することを目的としています。
 令和7年3月7日(金)に本奨学金を受給して派遣された、工学研究科3年の馬場梨瑛さんと、自然科学技術研究科1年の長﨑弥生さんがバローホールディングス人材開発センター嫰葉舎(どんようしゃ)において成果報告を行いました。
 馬場さんはインド工科大学へ約11ヶ月間留学し、「腐食減肉部のロボットアームを用いたWAAM技術による補修法の開発」をテーマに、金属3Dプリンティング技術を活用し、溶接きずを最小限に抑える補修方法について研究しました。
 長﨑さんはニュージーランドのマッセイ大学に約3ヶ月間留学し、「コオロギパウダーの消化性試験評価」をテーマに研究を行いました。研究では、コオロギパウダーの消化性を評価するための実験系を確立し、たんぱく質含量の測定や模擬消化試験を実施しました。  両名とも、留学中の異文化交流や奨学金の重要性についても報告し、奨学金が学業に専念するための大きな支えになったことについて、田代正美バローホールディングス代表取締役会長兼CEOに感謝の意を述べました。
 岐阜大学基金では、今後も学生の様々な挑戦をサポートする取組を続けていきます。

報告会の様子
報告会の様子
集合写真
集合写真