お知らせ

「地域医療セミナーin下呂」が開催されました

 2025年2月8日・9日の2日間、下呂市と下呂市医師会の主催で「地域医療セミナーin下呂」が開催されました。本学からは1年生から4年生までの医学生18名が参加しました。本セミナーは、地域医療について学び、実際の医療現場を体験し、現役の医師との交流を通じて地域医療の現状を深く理解することを目的としています。
 初日の午前には、まず下呂市における医療状況について説明がありました。続いて、本学医学部附属地域医療医学センター長の牛越博昭教授が「地域医療のミライ」というテーマで講演を行いました。講演では、新たなカリキュラムの紹介や国からも示されている2040年を見据えた医療人育成など、地域医療の重要性や将来の展望について詳しく説明しました。午後からは、岐阜県立下呂温泉病院に移動し、院内見学や医師との意見交換が行われました。その後、宿泊先に移動し、飛騨川温泉しみずの湯で交流会が開催されました。交流会には山内市長や下呂市医師会の小林会長をはじめ、医師会の先生方も参加され、参加学生は先輩医師から貴重なお話を伺うことができました。
 2日目の午前には下呂市立小坂診療所、午後には下呂市立金山病院を訪問し、院内見学と現地の医師との交流会が行われました。交流会では、地域医療の現場で医師が直面する課題やその課題に対して日々どのように対応しているのかなどを学びました。
 本セミナーに参加した医学生からは、「同じ岐阜県内でも医療事情が異なることが、直接、現場の先生方や事務職員の方から話を聞いてよくわかりました」などの声が挙がり、地域医療に対する理解を深める良い機会となりました。
 本学は今後も、地域医療の現場に携わる方々の協力を得ながら、実践的な学びの機会を提供し、学生の成長を支援していきます。