お知らせ

第90回医学教育セミナーとワークショップを開催

 岐阜大学医学教育開発研究センター(MEDC)は、1月23日(木)・24日(金)に、第90回医学教育セミナーとワークショップを開催しました。今回はWebinar、4つの「MEDTaaalk」および6つのワークショップを実施し、講師を含む総勢227名が参加しました。
 「MEDTaaalk」は、テーマに関する講師のミニプレゼンテーションと、それに続く講師とナビゲーターの対話の様子を視聴することができる企画です。本企画は、今まで学んだことのないような幅広い分野の知見に触れる機会を提供し、医療者教育の裾野を広げることを目的としています。また、視聴中に参加者が気になったことなどは、Q&A機能を活用して質問しながら学ぶことができます。
 今回の「MEDTaaalk」では以下の4テーマを取り上げ、参加者からは「膨大な情報が要点を押さえてまとめられており、大変分かりやすかった」「自身の授業にも活かせそうな内容だった」といった感想が寄せられました。

  • カンファレンスの観察社会学‐個別指導と全体的教育の二律背反等を事例として
  • コミュニケーションを測ること、評価すること
  • 医療者と患者のコミュニケーションを異文化コミュニケーションの視点で考えてみよう
  • 臨床研究コーディネーター(Clinical Research Coordinator : CRC)のレジリエンス

 Webinarでは、MEDCの藤崎和彦教授が「科学史・科学論の視点から見た医学史・医学概論」をテーマに講演を行いました。藤崎教授は2012年から岐阜大学の全学共通教育「人文科学・科学論」の授業を担当しており、本講演では授業内容のエッセンスを紹介しました。参加者からは「医学教育の深さを感じた」「フィードバックの概念が変化した」などの意見が寄せられました。
 ワークショップでは、「効率よく臨床医学を学ぶカリキュラムの構築」や「障害のある医療系学生の社会的バリアを考える」など、医学教育の多様な課題に取り組みました。 MEDCは、医学教育共同利用拠点として、我が国の医療者教育の普及・発展・向上を目指し、「医学教育セミナーとワークショップ」を継続的に開催しています。次回の第91回医学教育セミナーとワークショップは、2025年5月29日(木)~31日(土)に国立オリンピック記念青少年総合センターで開催予定です。また、5月29日(木)・30日(金)には「第26回国公私立大学医学部・歯学部教務事務研修」も併催します。参加申し込みは4月上旬よりMEDCホームページにて受け付ける予定です。

 詳細は【関連リンク】をご覧ください。

総合プレゼンター MEDC藤崎和彦教授
総合プレゼンター MEDC藤崎和彦教授
MEDTaalk1:(左)摂南大学 樫田美雄教授、名古屋市立大学 今福輪太郎准教授
MEDTaalk1:(左)摂南大学 樫田美雄教授、(右)名古屋市立大学 今福輪太郎准教授
MEDTaalk2:帝京大学 石川ひろの教授 、MEDC 野村理併任講師
MEDTaalk2:(左)帝京大学 石川ひろの教授 、(右)MEDC 野村理併任講師
MEDTaalk3:立教大学 灘光洋子教授、MEDC 早川佳穂特任助教
MEDTaalk3:(左)立教大学 灘光洋子教授、(右)MEDC 早川佳穂特任助教
MEDTaalk4:東京慈恵会医科大学 野呂幾久子教授、岐阜大学 髙橋美裕希特任准教授
MEDTaalk4:(左)東京慈恵会医科大学 野呂幾久子教授、(右)岐阜大学 髙橋美裕希特任准教授


sdgs_goals.png
sdgs_04.jpg sdgs_03.jpg

関連リンク