スブラス・マレット大学と共催で気候変動に関する国際会議を開催しました
岐阜大学大学院連合農学研究科(博士課程)は、11月6日(水)から8日(金)までの3日間、インドネシアのスブラス・マレット大学と共催で、「第10回International Conference on Climate Change 2024」(ICCC: 気候変動に関する国際会議) を岐阜大学にて開催しました。今年は「気候変動、植物、健康」をテーマとして、対面とオンラインのハイブリッド形式で実施しました。
ICCCでは、はじめに本研究科の平松研究科長が開会挨拶を行い、その後、環境社会共生体研究センターの村岡教授が気候変動下における長期的森林生態系調査に関する基調講演行いました。講演では、高山試験地で30年以上にわたり続けられてきた調査をもとに、気候変動が森林生態系に与える影響などについて解説しました。その他、千家前研究科長や千原元客員教授による招待発表などを実施し、3日間で対面56名・オンラインで66名が参加し、国際的な視点で多様な知見が共有されました。
また、ICCCと並行して、南部アジア農学系博士課程教育連携コンソーシアム(IC-GU12)による「IC-GU12 Roundtable Meeting 2024」(農学系博士教育国際連携円卓会議)が開催されました。9カ国21大学から25名のリエゾン教員らが対面・オンラインで出席し、博士課程教育における国際共同学位プログラム(コチュテル・プログラム)の導入について活発な意見交換が行われました。
11月7日(木)には、「UGSAS-GU Poster Presentation on Agricultural Science 2024」(農学分野に関するポスタープレゼンテーション)を行いました。学生28名が自身の研究成果を発表し、来場者による投票で4名がBest Presentation Award(最優秀発表賞)を受賞しました。
11月8日(金)には、希望者が高山市を訪れ、環境社会共生研究センター高山試験地と観測タワーを見学しました。参加者は2グループに分かれてそれぞれ見学し、地域の自然環境を肌で感じながら、研究の現場について学ぶ貴重な機会となりました。
本会議は、気候変動という地球規模の課題に対して、多国間で知見を共有し、次世代の研究者を育成する重要なステップとなりました。岐阜大学は、今後も国際的な連携を深化させ、持続可能な未来の構築に貢献してまいります。



