可児市と連携に関する協定を締結
岐阜大学は、令和6年10月1日(火)に可児市と連携に関する協定を締結しました。
本学と可児市は、これまで、大学教員が生涯学習コーディネーター養成講座の講師を務めるなどの連携を進めてきました。本協定では、本学と可児市が、多様な分野で包括的に緊密な協力関係を築き、持続的・発展的に一層連携を深めることにより、活力ある地域社会の形成・発展及び未来を担う人材育成に寄与することを目的としています。
本学が岐阜県内の自治体と包括連携協定を締結するのは43件目であり、今回で岐阜県を含めた県内すべての自治体と協定を締結しました。
協定締結式において、冨田成輝市長は、「本市は外国人が多く居住しており、学校では日本語・ポルトガル語・タガログ語が飛び交っている。児童生徒に対する日本語学習支援が必要であるが、それを支える支援員の人員確保などの課題があり、他にも役所や医療機関などでは専門用語を通訳するのにとても苦慮している。このような本市ならではの課題に対して、多様な学生さんや大学の専門的な研究成果に基づいた解決に向けた提案などをいただき、市民とともに岐阜大学と連携して課題解決に取り組んでいきたい」と述べました。
吉田和弘学長は、「岐阜大学は日本トップクラスの地域中核大学として、産業・まちづくり、ものづくり、食づくり、医療づくり、人づくりを強みにしている。歴史と文化が受け継がれ、広大な土地と工業団地を有して、たくさんの企業が立地する可児市では、日本人学生だけではなく外国人留学生の企業でのインターンシップの場として、また、学校での実習の場として、さらには研究の場としても適しており、今まで以上に連携を図ることができると期待している」と述べました。
本学は今後、これまで培ってきた知見と技術を活かし、可児市とともに地方創生を目指す取り組みを推進していきます。

