「サマースクール2024 in各務原」成果発表会を開催しました
岐阜大学が幹事校を務めるCOC+事業推進コンソーシアム※は、各務原市商工振興課と連携して、8月28日、29日、9月4日の3日間にわたって「サマースクール2024 in各務原」を実施しました。今回のサマースクールでは、コンソーシアム参加大学の学生20名が大学の枠を超えた3つの混成チームを結成し、「航空宇宙のまち、各務原市のイメージ戦略を考える」というテーマ課題に取り組みました。
1日目は、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館において、各務原市の概要や同市における航空宇宙産業の歴史や現状について学びました。その後の企業見学では、各務原市の発展に重要な役割を果たしてきた川崎重工業株式会社を見学したのち、地元のサプライヤー企業にあたる榎本ビーエー株式会社やウイングフィールド株式会社を訪れ、各企業の強みや特色を学びました。
2日目は、今回のテーマにある「イメージ戦略」に関して、各務原市商工振興課の永木氏よりブランディングとマーケティングに関するレクチャーを受けました。その後、1日目に訪問した各企業の方々とのインタビュー交流を通じてイメージ戦略の理解を深め、具体的な提案に向けたグループワークを進めました。
3日目は、各務原市産業文化センターにて、浅野各務原市長をはじめ、お世話になった各企業・団体の方々や各務原市商工振興課の方々に向け、最終成果発表を行いました。
【各グループの提案内容】
- 工業系の学生を対象にした短期/長期2つのプランの職場体験で、各務原で働き暮らすことのリアルを体験する
「航空業の魅力を体感!各務原で職場体験」 - 航空宇宙が好きな人を対象にした5日間のツアーを通して航空宇宙の街である各務原市のファンになってもらう
「航空宇宙のまちで推し活ツアー」 - 街全体のアミューズメントパーク化と未来へ繋げる人材育成プログラムを通してつくる
「身近に感じる航空宇宙の街」
成果発表では、特に「航空宇宙のまちで推し活ツアー」(チーム名:みっぱらさん)の実現性や地域特性を最大限に活かしたアイデアが評価され、各務原市長賞に選ばれました。
参加学生からは、「他大学の学生とかかわることで、新たな気付きを得ることができた」、「実際に市の魅力を考えて、提案するというのはとても難しく大変だったが、他大学の学生とコミュニケーションをとることで、自身の成長にも繋がったと感じる」などの感想がありました。
今後も、ぎふCOC+事業推進コンソーシアムは、岐阜の地域振興に貢献する学生たちを育成するため、サマースクールなどのプログラムを継続して実施する予定です。
※「ぎふCOC+事業推進コンソーシアム」:
岐阜大学、中部学院大学、中部大学、日本福祉大学、名古屋学院大学、岐阜県、経営者協会、十六銀行、大垣共立銀行、マイナビが協働で、地元就職とUターン就職を推進し岐阜の地方創生に貢献するために設立されました。
ぎふCOC+事業推進コンソーシアムWebサイト