令和6年度教育学部公開講座「特別支援学校部主事の学びを支えるオンライン職能開発研修」を開催しました
令和6年8月19日(月)に、岐阜大学教育学部公開講座「特別支援学校部主事の学びを支えるオンライン職能開発研修」を開催しました。
特別支援学校には幼稚部から小学部、中学部、高等部までの4つの部があり、それぞれの部主事が管理職と教員をつなぐ重要な役割を果たしています。しかし、部主事に関する研修はこれまで存在せず、その専門性向上が課題とされていました。
特に近年では、障害者の権利に関する国際条約の下、特別支援学校の専門性向上が求められており、国の重要な政策課題として位置づけられています。そこで、令和3年度に独立行政法人教職員支援機構(NITS)と岐阜大学教職大学院が連携して、部主事の先生方が自己の学部経営の実践を向上させるための研修プログラムを開発し、継続的に公開講座として開催することで、岐阜地域全体の特別支援教育の質向上に貢献しています。
今回の研修には、岐阜県内の特別支援学校から推薦された部主事の先生14名が参加し、今までの受講者の中から5名がファシリテーターとして参加協力しました。はじめに、特別支援学校の学校経営・学部経営に関する講義を行い、その後、自己の課題意識に基づいて5つのグループに分かれて課題解決演習を行いました。研修を通じて参加者たちは、学校経営方針を踏まえ、1学期の実践から大切なこと、2学期に充実させることを明らかにしました。
12月25日のフォローアップ研修では、各自の実践成果を振り返り交流します。岐阜大学は今後も、特別支援教育における部主事の専門性向上に貢献し、教育の質を高めるための取り組みを続けていきます。