令和6年度宇宙工学講座開講式を開催しました
本学地域協学センターと高等研究院航空宇宙生産技術開発センターは、6月23日(日)に令和6年度宇宙工学講座開講式を岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で開催しました。本講座は宇宙工学に関する基礎知識を習得し、今後の人工衛星・ロケット・航空産業で活躍する人材育成を、学校を超えた仲間で行う事を目的に開催したもので、岐阜県内の高校生及び高専生らが出席しました(受講者数:18校86名)。
宇宙工学講座は、ぎふ宇宙研究会の活動として、また岐阜大学の高大連携事業の一環として、各務原市、岐阜県教育委員会、公益財団法人岐阜かかみがはら航空宇宙博物館、独立行政法人国立高等専門学校機構 岐阜工業高等専門学校、一般社団法人岐阜県工業会、中日本航空専門学校、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、Planet Science(France)の共催・後援・協力の下、実施しています。受講生は、岐阜大学教員、JAXA等の講師による最先端の宇宙工学に関する教育をオンラインで受講することができ、10月にはJAXA見学ツアーも予定されています。
開講式では吉田和弘学長からの挨拶にはじまり、関係機関からのビデオメッセージの放映、宇宙甲子園缶サット部門の全国大会報告、ぎふハイスクールサットの活動報告などが行われました。また、JAXA 宇宙科学研究所(ISAS)の川勝康弘教授より「火星衛星探査計画MMX:世界初の火星衛星サンプルリターン」という題目で講演していただき、参加した生徒からは最新の宇宙探査について知ることができ、宇宙工学に対する興味がますます高まったといった声も聞かれ、好評を博しました。
今後、本講座では、12月21日(土)の閉講式までに全9回の講義が予定されています。