「留学生と日本人学生のための能楽(能・狂言)ワークショップ」を開催しました
本学グローカル推進機構 日本語・日本文化教育センター(以下、「日文センター」という)は、2024年7月10日(水)に「留学生と日本人学生のための能楽(能・狂言)ワークショップ」を開催しました。日文センターでは、学生たちが能楽を通じて日本の伝統文化への理解と関心を深め、国際交流と異文化理解を促進することを目的として、2005年度からプロの能楽師をお迎えして能楽(能・狂言)ワークショップを行っています。6月から本学に留学しているサマースクール参加学生を含む35名の参加者が集い、日本の伝統文化を堪能しました。
ワークショップでは、講師として観世流シテ方の味方團先生および田茂井廣道先生(以上能の講師)、大蔵流狂言方の茂山忠三郎先生および山口耕道先生(以上狂言の講師)の計4名をお迎えしました。
仕舞「岩船」の実演を皮切りに、能楽の歴史及び能と狂言の面や所作(泣き方・笑い方)の違い、能楽の音楽(楽器と謡)、狂言の「笑い」の表現、狂言「寝音曲」の鑑賞、能装束の着付けといった盛りだくさんの内容が、次々と展開されました。学生たちにとって、実際に謡や所作を体験したり、本物の面や楽器や能装束を間近に見たりする貴重な機会となりました。事後アンケートでの満足度も高く、「もっと実演を多く見たいと思うようになった」など興味の高まりを示すコメントがありました。
岐阜大学は今後もこのような文化交流の場を積極的に提供していきます。



