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令和5年度「岐阜県地域学校協働活動フォーラム2023」を実施しました

 令和6年2月27日(火)に、ぎふ地域学校協働活動センターの1年間の成果報告および学び合いの機会として「岐阜県地域学校協働活動フォーラム2023」をオンラインで実施しました。

 ぎふ地域学校協働活動センターは、地域・自治体・学校における地域学校協働活動を支援・促進し、子どもたちの成長を地域全体で支えるとともに、活動を通じて地域の活性化を図ることを目的に、岐阜県と岐阜大学によって共同で設置されました。
 同センターでは、下記3つの柱を中心に事業を実施しています。

  1. 人材育成・確保(市町村や社会教育関係団体と連携し、地域学校協働活動推進員(コーディネーター)などを育成する研修や、学生ボランティアの育成・確保)
  2. 調査研究(市町村や社会教育関係団体と連携し、協働活動や家庭教育等の先進性・モデル性のある実践事例等の調査研究を実施し、発表・報告)
  3. 普及促進(出前講義やワークショップに参画するなど市町村における推進体制づくりを支援するとともに、実践活動の促進に向けた普及イベント等を開催)

 「岐阜県地域学校協働活動フォーラム」は、地域学校協働活動関係者(社会教育委員、社会教育士、公民館職員、地域学校協働活動推進員、青少年育成関係者、まちづくり協議会関係者、地域づくり関係者等)、市町村等行政職員、学校関係者(教職員、学校運営協議会委員等)を対象に、地域学校協働活動にかかわる学術的知見や岐阜県内における実践の情報を共有する目的で行われています。
 今年度は、地域学校協働活動関係者や行政職員、学校関係者を含む244名が参加しました。特に、校長・教頭などの学校関係者が多く参加し、学校現場における地域学校協働活動への関心の高さが感じられました。
 フォーラムでは、東京大学大学院教育学研究科教授・文部科学省中央教育審議会生涯学習分科会社会教育人材部会長 牧野篤氏から「『ふるさと』をつくる―地域社会と学校の連携・協働を考える―」と題し、講演が行われました。牧野氏は、社会的背景を踏まえ、社会教育にかかわる今日の政策を読み解きながら、一緒に「在る」関係性を実現しつつ地域社会と学校が協働していくための視点について解説しました。
 続いて、実践紹介として、郡上市立大中(おおなか)小学校校長 山下哲男氏・教頭 横山亜希氏から「地域(人、もの、こと)のよさに気付き、ふるさとを大切に想う子の育成―地域の人やその思いに触れる協働的な学びを通して―」と題して成果報告がありました。大中小学校におけるコミュニティ・スクールの取り組みとして、地域から理解や協力を得るために行った活動、連携組織や具体的な協働活動について紹介しました。
 講演・報告の後には、質疑応答の時間を設けました。地域住民と連携する上で気をつけること、幼保等機関と小学校の連携、活動実施における推進員の働き等、さまざまな角度から質問が寄せられ、議論が深められました。
 最後に、岐阜大学教授・ぎふ地域学校協働活動センター長の益川浩一がセンターの一年間の活動成果を報告し、フォーラム全体を総括して閉会しました。
 ぎふ地域学校協働活動センターでは、今後もこのようなフォーラムや研修会等を開催し、地域学校協働活動の普及促進に努めていきます。

牧野氏による講演の様子 
牧野氏による講演の様子 
大中小学校による報告の様子
大中小学校による報告の様子

2024.03.07

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