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令和5年度岐阜大学シンポジウム「校長が推進するインクルーシブ教育を考える」を開催

 2024年2月5日(月)に、岐阜大学シンポジウム「校長が推進するインクルーシブ教育を考える」をオンラインで開催し、全国の大学、教育委員会や学校関係者、市民の方々など215名が参加しました。
 インクルーシブ教育とは、国籍や人種、障害の有無などにかかわらず、同じ場で学び合うことができるよう全ての子どもの可能性を引き出す教育のことです。特に、校長がリーダーシップを発揮し、特別支援教育を推進していくことが緊喫の課題となっています。この課題に対して、本学教職大学院はNITS(独立行政法人教職員支援機構)とコラボレーションし、全国で初めて小中学校の校長を対象とした特別支援教育マネジメント研修を開発しました。
 シンポジウム第1部の基調講演では、わが国の管理職養成の第一人者で国の特別支援教育検討会議の座長を務められた、兵庫教育大学学長・日本教職大学院協会会長の加治佐哲也氏が講演を行いました。「今日の校長に求められる資質とその学び」というテーマのもと、加治佐氏は「今日の校長先生に求められるのは特別支援教育リーダーとして、校内体制を構築することである」と述べました。

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第1部事業報告の様子 兵庫教育大学学長・日本教職大学院協会会長の加治佐哲也 氏

 第2部の事業報告では、本学教職大学院が岐阜県教育委員会や岐阜県小中校長会と連携し、現職の校長先生が開発した「通常学級を支える校長の特別支援教育マネジメント研修」について報告が行われました。校長からは「研修での学びから、教頭と連携して若手の教員の授業を助言する実践を行ったことで、若手が育った」などの報告がありました。

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第2部事業報告の様子
(左上から順に)
岐阜県小中校長会 遠藤睦史 氏、岐阜県教育委員会 丹羽宏樹 氏、岐阜大学教職大学院 平澤紀子 教授
岐阜大学教職大学院代表 杉森弘幸 教授、垂井町立岩手小学校 原明美 氏

 第3部の参加者交流では、基調講演や事業報告を受けて、参加者の意見交換を行いました。本シンポジウムを通じて、「校長先生の学びが教職員を育て、子どもの教育を充実する学校文化につながる」「教職大学院が校長先生とともにつくりだした研修がすばらしい」「校長先生がリーダーシップを発揮できる環境整備も重要」等の意見交換がなされ、多くの学びを得る機会となりました。ご参加いただいたみなさま、誠にありがとうございました。
 本学は今後もさまざまな教育機関と連携し、インクルーシブ教育の充実に向けた活動を展開していきます。

2024.02.15

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