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令和5年度岐阜大学教育学部公開講座「子どもと教師が育つポジティブ行動支援の実践」を開催しました

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 2023年8月5日(土)、オンラインにて令和5年度岐阜大学教育学部公開講座「子どもと教師が育つポジティブ行動支援の実践」を開催し、全国から223名の参加がありました。
 近年、すべての児童生徒の学業や社会的行動の向上に向けて、社会的文化や個別の行動支援の確立を目指し、そのために学校組織としてエビデンスに基づく実践を活用するための枠組みである「スクールワイドPBS」が教育現場において実践されています。本講座では、この「スクールワイドPBS」を取り入れた岐阜県山県市のモデル校の取り組みを紹介しました。山県市教育長の服部和也氏から認め合う関係を通じた子どもの成長というビジョンと学校への支援体制、モデル校元校長の大村統子氏から学校経営の位置づけ、土田哲也氏から学級での進め方、鷲見由香利氏から個々を尊重し、できる状況を話し合う視点、教育委員会の林康仁氏からは今年度の中学校モデルのお話をしていただきました。
 本講座を通じて、子どもと教師が育つためにスクールワイドPBSの枠組みを活用することで、子どもと教師が大切にしたいことの具体化や、今の状況からできることを話し合いながら個々のがんばりを認め合う文化をつくれること、また、教育委員会はモデル校の成果を地域に広げる役割を担うなど、今後この取り組みを持続していく上で重要な支えとなっていくことが明らかにされました。
 参加者からは、「エビデンスを知ることで、良さを認める教育を確かなものにできる」「チーム学校力が高まる」「教育振興計画の位置づけがあれば持続可能である」などの感想があり、有意義な機会となりました。
 岐阜大学では、今後もエビデンスと実践を融合し、子どもの学びを支えるための活動を展開していきます。

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2023.08.24

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