お知らせ

「ぎふ理系女子はばたき応援プロジェクト」研究施設見学会を開催しました

 8月2日(水)に、本学男女共同参画推進室は「ぎふ理系女子はばたき応援プロジェクト」の取組の一環として研究施設見学会バスツアー(核融合科学研究所、サイエンスワールド)を開催しました。
 「ぎふ理系女子はばたき応援プロジェクト」は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」(令和5年度)の採択を受けて実施されるものです。本プロジェクトでは、研究におけるダイバーシティの確保やジェンダード・イノベーション創出に向けて、岐阜県内の女子中高生、保護者、教員等を対象に理系の魅力を伝え、女性研究者のキャリアパスやロールモデルの提示を推進し、理系進路選択を応援するための各種取組(出前授業、企業見学・交流会、研究施設見学会、講演会など)を実施しています。
 土岐市の核融合科学研究所と瑞浪市のサイエンスワールド(岐阜県先端科学技術体験センター)を訪問する今回の研究施設見学会には定員を上回る応募があり、当日は女子中高生と教員合わせて30名が参加しました。
 核融合科学研究所では、職員による説明を受けながらテレビドラマの撮影にも使用された制御室や世界最大級のプラズマ閉じ込め装置「大型ヘリカル装置」、真空実験や超伝導列車実演を見学しました。また、女性研究者3名によるキャリアトークでは、研究者を志した理由や仕事のやりがい、育児と仕事との両立についてなど、経験に基づいて分かりやすくお話くださいました。
 サイエンスワールドでは、科学実験ショーを体験し、熱気球、飛行機、ヘリコプターが飛ぶ原理について学んだほか、鏡を使った工作や間違い探しなどにも挑戦しました。
 参加者アンケートでは、「様々な現象を目の前で確認できたり、授業で習ったことの復習になったりと、とても有意義な時間が過ごせた」「物理や化学をより一層頑張って勉強しようと考えるきっかけになった」「女性研究者の話を聞くことができて進路選択の幅が広がった」などの感想が寄せられました。また、参加した教員からは、キャリアトークに登壇した女性研究者の言葉に励まされたことや自分自身も前向きにチャレンジしていきたい、といった声が届きました。
 「ぎふ理系女子はばたき応援プロジェクト」では、岐阜県内の女子中高生や保護者、教員に向けて様々な取組を企画しています。取組の詳細についてはプロジェクト事務局(habataki@t.gifu-u.ac.jp)までお問い合わせください。

核融合科学研究所見学の様子1
核融合科学研究所見学の様子1
核融合科学研究所見学の様子2
核融合科学研究所見学の様子2