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工学部 村井利昭氏が日本化学会賞を受賞しました

受賞の概要

 岐阜大学工学部 村井利昭氏が日本化学会賞を受賞しました。
 日本化学会賞は、化学の基礎または応用に関する貴重な研究をなし、その業績が特に優秀な研究者を表彰するものです。
 2022年度は、村井氏の「高周期典型元素を含む不飽和結合の特性に立脚した新反応・新物質創製」に対して、受賞が決まり、3月23日(木)には、受賞講演及び表彰式が行われました。

研究内容

 今回受賞対象になった研究では、水素、炭素、窒素、酸素に加えて、元素の周期表ではこれらの元素の下に位置するリン、硫黄、セレン、テルルが組込まれた不飽和結合が鍵となる世界で初めての分子を導き、それらの基本的な構造や電子的特性を明らかにしています。さらに一回の反応操作で複数の成分を連結できる新しい方法を開発し、医薬品合成へも応用し得る反応系を提供しています。例えば汎用な薬品の組合せから、リン原子がキラル中心となる分子の立体異性体を高効率で導くことに成功しています。


日本化学会会長(左)と村井氏
日本化学会会長(左)と村井氏
受賞プレート
受賞プレート
有志からのクリスタルアート
有志からのクリスタルアート

2023.04.14

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