岐阜大学医学教育開発研究センター（以下、「MEDC」とする。）は、1月26日（木）～28日（土）の3日間にわたり、第84回医学教育セミナーとワークショップをオンラインにて開催しました。今回は6つのワークショップと7つのMEDTaaalkを実施し、講師を含む総勢161名の参加がありました。
　ワークショップでは、「わたしの学習支援力をブラッシュアップする！」、「やさしい日本語」、「医療者教育研究、はじめの一歩」など、多彩なテーマについて活発な論議がなされました。「医療者教育研究、はじめの一歩」では、医療者教育研究において、どのような研究テーマでどのように進めたらよいか迷っている方を対象に、良いリサーチクエスチョンの要件や先行研究の検索方法などの理解を深めました。そして、各参加者のニーズに合わせてリサーチクエスチョンをブラッシュアップすることができました。
　また、昨年5月に開催して以来2回目となるMEDTaaalkを実施しました。MEDTaaalkとは、あるテーマに関する講師のミニプレゼンとそれに続く講師とナビゲーターのやり取りの様子を視聴することができる企画で、参加者はQ&A機能を使って質問をすることもできます。MEDTaaalk4では、「What's a Nurse Practitioner(NP)？」と題して、現在NP（診療看護師）として活躍している講師から、「NPは、医師よりも簡易に医療相談ができ、より専門的な看護指導をしている。医師の働き方改革や医師不足に貢献すべく、資格取得の必要性を含めて今後も全国的な普及活動に努めていく」と、NPの養成課程や実際の仕事内容について説明をしていただきました。
　MEDCでは、医学教育共同利用拠点として我が国の医療者教育の普及・開発・向上に寄与すべく、年3回「医学教育セミナーとワークショップ」を開催しており、次回第85回は5月24日（水）〜26日（金）の3日間、併催として5月24日（水）・25日（木）の2日間で第24回教務事務職員研修を開催予定です。