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「輪之内町エコドーム開館20周年記念講演会」を開催しました

 岐阜大学地域協学センターは、2022年11月27日(日)に、岐阜大学が包括連携協定を結ぶ輪之内町(2021年締結)と共催で、「輪之内町エコドーム開館20周年記念講演会」を開催しました。会場の輪之内町文化会館には町民・役場職員などおよそ110人が参加し、講演を熱心に聞く姿や講演者へごみゼロに関する質問をする姿が見られました。

 輪之内町は県内でもいち早くゴミ減量に取り組んでいる自治体で、町内に住民持ち込み型の資源回収拠点「エコドーム」を2002年に開館しました。同施設を管理運営するNPO法人ピープルズコミュニティが中心となり、住民への資源回収方法の周知や回収した生ごみで作られた堆肥を活用した農園の運営、栽培された野菜を販売する軽トラ市の定期開催などが行われており、単なる資源回収拠点にとどまらない、地域住民に愛されるコミュニティ拠点となっています。

 本講演会では日本国内で最初(2003年)に「ゼロ・ウェイスト(ごみ0)宣言」を行った徳島県上勝町の元町長で、現在は同町内に拠点を置くNPO法人ゼロウェイスト・アカデミー理事長である笠松和市氏を特別ゲストに招きました。笠松氏からは「究極のごみゼロ社会を目指して」と題して、今置かれている地球の環境の現状と、上勝町でのごみゼロ宣言の経緯や資源回収拠点での活動、オーストリアでの先進事例の紹介のほか、いま日本で必要とされるごみゼロのための政策提言を頂きました。そのほか、NPO法人ピープルズコミュニティの安田裕美子理事長から、20年におよぶNPOの活動の歴史とともに、輪之内町での地域住民によるごみ削減の取り組みを紹介して頂きました。最後に本学地域協学センターの伊藤浩二助教がこれからの20年に向けての提言をコメントしました。

 岐阜大学は本年度、輪之内町より「輪之内町における『ゼロカーボンシティ』推進及び環境人材育成事業」を受託し、本講演会以外にも中学生向け及び住民向けのワークショップの開催を支援しております。今後も引き続き輪之内町が目指すゼロカーボンシティの実現に協力してまいります。

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講演会の様子

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2022.12.22

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