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教職大学院講義「教育政策の理論と実践」のゲストティーチャーとして 県教育委員会教職員課長にご講義いただきました

 令和4年11月14日(月)、岐阜大学教職大学院学校管理職養成コースM1対象の講義「教育政策の理論と実践」に、岐阜県教育委員会教職員課長中村有希様をゲストティーチャーとしてお招きし、「人事管理の面から見た管理職の役割」をテーマにご講義いただきました。
 本教職大学院では、岐阜県の学校管理職の養成において、学校、教育委員会と共同した人材育成が重要であると考えています。昨年度、岐阜県教育委員会の教職員課長として赴任された中村課長にその考えをお伝えしたところ、ご賛同いただき快く本講義を実施していただけることになりました。
 講義の前半には、教育職と公務員の視点から、管理職の職務や校長と教頭の職責の違いを整理していただきました。特に、問題発生を防ぐ「マイナスからゼロ」よりも、学校教育を充実させる「ゼロからプラス」という側面から、人的管理や育成、不祥事防止等について、ご自身のご経験と、教育学、経営学、教育行政学などの知見の往還から、先進的で高度な内容をお話いただきました。後半には、中村課長と講義担当教員のクロストーク、院生の質疑を交えて、求められる学校管理職についてまとめていただきました。

 以下に、受講した院生の感想を抜粋します。

  • 私たちはつい「教育の充実」という面を第一に思い浮かべながら仕事をしているが、公立学校教職員の二面性の話から、「教育者」と「公務員」の両視点を常にもって仕事にあたっていかねば、と感じた。
  • 「不祥事防止」については定期的に校内研修を行っているが、頭では分かっていても相次いで事案が起こる現実がある。中村課長さんの言葉の中にあった「心理的安定性」という観点がヒントになると思った。管理職として、フランクな場での会話・同僚性などを通して、若手は安心し、年輩は高揚感をもてるような学校を目指していきたい。
  • 教職員一人一人のよさを見出し、一人一人に応じて仕事を任せる、そして一人一人の力を高めていく、そうした管理職を目指していきたい、と思った。
  • 「働き方改革」の話の中で、若手とベテランなど職員個々人の価値観・考え方を踏まえる、という言葉を聞いた時、まさに自分の中に抜け落ちていた考え方であると感じた。常に、職員や子どもにとってどうなのか、という軸足の置き所を考え、学校をまわしていく必要があると実感した。

 院生が講義を受け止め、考え、認識を深める時間になったことに深く感謝いたします。

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講義の様子

2022.11.25

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