本学工学部は11月9日（水）、在名古屋米国領事館協力の基、米航空宇宙局（NASA）アジア代表 Garvey McIntosh氏による「宇宙工学講座」の特別講演会を開催しました。
　この講演会は岐阜県と岐阜大学が実施する「ぎふ宇宙プロジェクト研究会（座長：岐阜大学 吉田学長）」宇宙人材育成部門の基盤プロジェクト「宇宙工学講座」の一環として実施したもので、県内の高校生、高専生61名を含む約162名のほか、リモートで24名が参加しました。
　本講演会では、まずNASAアジア代表を務めているGarvey McIntosh氏により"Launch America"と題し、アポロ計画や国際宇宙ステーションなどNASAのこれまでの取り組みについての紹介と、現在進行している人類の月面への帰還と火星への到達を目指すアルテミス計画についての講演が行われました。続いて、発展プログラムである県内高校生が国際宇宙ステーションからの小型衛星の放出を目指す「ぎふハイスクールサット(GHS)プロジェクト」について、メンバーの岐阜工業高校３年武仲琢磨さんが紹介と報告を行い、McIntosh氏から助言と激励を受けました。その後、県内高校生、高専生とMcIntosh氏、駐名古屋米国領事館の田中里佳氏による意見交換会を行い、宇宙ミッションに携わるために必要なことについて議論を交わしました。
　参加者からは講演・意見交換会を通じて多くの質問があり、宇宙ミッションに対する関心が非常に高いことがうかがわれました。今後、GHSプロジェクトを指導、サポートするとともに、関係機関との連携強化も目指したいと思います。