お知らせ

Webセミナー「専門職養成における発達障害者支援 〜教員養成課程・学校現場でのシームレスな支援を考える〜」を開催しました

 10月3日(日)、保健管理センターの堀田亮助教、医学教育開発研究センターの川上ちひろ併任講師は、Webセミナー「専門職養成における発達障害者支援〜教員養成課程・学校現場でのシームレスな支援を考える〜」をオンラインで開催しました。
 発達障害学生支援に関するシンポジウムは、2017年度から開催しており、これまでは大学と地域の連携体制の構築や専門職養成学部における発達障害学生支援に焦点を当ててきました。5回目となる今回は、教育領域に特化し、発達障害またはその特性のある学生への教員養成課程や学校現場での支援について考えました。当日は大学教職員のみならず、教育、行政、福祉関係者など、全国から約100名の参加がありました。開催にあたっては大垣女子短期大学、岐阜聖徳学園大学、岐阜大学教育学部、名古屋大学学生支援本部の協力、独立行政法人日本学生支援機構、岐阜県教育委員会の後援を受けました。
 最初に、堀田亮助教から、これまでの発達障害学生支援に係る岐阜大学の取組紹介及び企画趣旨説明を行いました。第一部は4名の話題提供者が登壇し、岐阜聖徳学園大学の野村香代専任講師と大垣女子短期大学の垣添忠厚准教授は、大学在学中の支援に関して話題提供を行いました。岐阜県教育委員会の小島明子氏は、岐阜県の発達障害支援担当教員養成事業の取り組みを紹介し、文部科学省の井口啓太郎氏は、文部科学省が進める「障害者活躍推進プラン」に関する話題提供を行いました。第二部ではグループディスカッション及び全体討議を行い、参加者も交えて、活発な議論の展開がありました。
 発達障害及びその特性のある方が教員を目指し活躍するためには、初等教育から高等教育までの支援はもとより、教育機関と地域のシームレスな支援が欠かせません。本会を通じて、参加者が発達障害に対する正しい理解を深め、同障害の弱みだけではなく、強みにも焦点を当てた支援を考えることにより、日本における発達障害者の支援を発展させていきたいと思います。

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説明する堀田助教

2021.10.13

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