2021年度 日本語・日本文化研修留学生の修了論文発表会を開催しました
本学日本語・日本文化教育センターは、8月1日(日)、日本語・日本文化研修留学生(以下「日研生」)による修了論文発表会をオンラインで開催し、学内外から約40名の参加がありました。今年の日研生は第20期生で、タイ、ベトナムから本学に留学している3人が発表を行いました。
日研生は、毎年10月から翌年8月までの約1年間、大使館推薦や大学推薦の国費外国人留学生として、また学術交流協定校からの交換留学生として本学に留学し、主に日本語と日本文化について学び、その集大成として修了論文を執筆します。論文のトピックはそれぞれの留学生が興味のあるものを選び、教員の指導と本学の日本人学生が務める論文チューターのサポートを受けながら論文を完成させます。
今期の日研生は、世界的な新型コロナウィルス感染症拡大のため、本学に来られたのは12月末でした。それまでは自国にてオンラインで受講しなければならず、本学に来てからも数々の文化体験や学外研修の機会が奪われ、例年とは違った生活を送りました。しかし、そのような困難に負けず、それぞれが力を尽くして論文を書き上げました。
日研生たちは、日本の社会問題、岐阜の方言、日本の文学作品といった各自が設定したテーマについて、パワーポイントを使用しながら発表しました。発表後の質疑応答も活発で、誠実に答える日研生の姿を見ながら、場所は離れていても心はつながっていることを実感しました。
日研生は、8月24日(火)に行われる修了式に出席し、帰国後は、それぞれが所属する大学に復学し勉学に励みます。修了生の中には、本学や他大学大学院への留学や、日本での就職のため再来日する学生が多数います。成長した彼らとの再会を楽しみにしています。
【発表者及び題目(発表順)】
- ホー、ティー フォン ユン(ベトナム)
「恥の文化から見る孤独死」 - チラパットポキン、タンヤーポーン(タイ)
「方言によるステレオタイプ ―岐阜を舞台とした作品から岐阜弁について考える―」 - ブンマーク、サシウィモン(タイ)
「現代スポーツ小説に描かれた「風」 ―『風が強く吹いている』と『一瞬の風になれ』を例として―」
2021.08.06
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