7月29日（木），岐阜県高等学校長代表者と岐阜大学との懇談会を開催しました。平成18年度より16年間毎年行われているこの懇談会は，岐阜県内高等学校と岐阜大学の現状と課題について意見交換を行い，相互理解を深めることを目的としています。
　今年度は，岐阜県高等学校長協会の石田会長（県立岐阜高等学校校長）はじめ14名の校長をお迎えし，岐阜大学からは，森脇学長，福井副学長（教育推進・学生支援機構長）はじめ15名の役員・教職員が参加しました。
　懇談会では，大学・高校のそれぞれ直面する話題として，森脇学長からは「東海国立大学機構と岐阜大学の現状と方針」について，石田会長からは「新高等学校学習指導要領と各教科・科目の改訂」について説明がありました。また，肥後社会システム経営学環長からは，今年度初めて新入生を迎え入れた，社会システム経営学環の目指す「新しい経営学」と人材養成について説明がありました。その後，纐纈副学長補佐（教育推進・学生支援機構副機構長）の司会進行により，岐阜大学および岐阜県内の高等学校それぞれのコロナ禍における授業等への対応，各学部における「入試の現状と今後」などの話題について意見交換が行われました。岐阜県高等学校長協会から教育現場の現状を踏まえた岐阜大学への期待をはじめ，大変多くのご意見ご要望をいただき，また，石田会長から説明のあった新高等学校学習指導要領で学ぶ各教科・科目の内容等を確認でき，改めて，令和7年度以降の入学者選抜やカリキュラム等に関係することなど，今後の課題として重要であることを再認識する機会となりました。
　懇談会終了後には，学内施設見学として東海国立大学機構 航空宇宙研究教育拠点 航空宇宙生産技術開発センターを訪問し，最新鋭の設備・研究等を見学していただきました。
　岐阜県内の高等学校と岐阜大学とが今後さらに親密な連携を深めるうえで，非常に有意義な機会となりました。