お知らせ

「留学生と日本人学生のための能楽(能・狂言)オンラインワークショップ」を開催しました

 本学グローカル推進機構 日本語・日本文化教育センター(以下、「日文センター」という)は、7月14日(水)に「留学生と日本人学生のための能楽(能・狂言)オンラインワークショップ」を開催しました。日文センターでは、2005年度からプロの能楽師をお迎えして能楽(能・狂言)ワークショップを行ってきましたが、昨年度は新型コロナウィルス感染症拡大防止のため録画でのワークショップとなりました。今年度はオンライン形式でのワークショップに踏み切り、学内外から約30名の参加がありました。
 講師として観世流シテ方の味方みかたまどか先生および 田茂井たもい 廣道ひろみち先生(以上能の講師),大蔵流狂言方の茂山しげやま忠三郎ちゅうざぶろう先生および山口やまぐち耕道こうどう先生(以上狂言の講師)の計4名をお迎えし、日文センター和室からオンラインで中継しました。
 仕舞「屋島」の実演を皮切りに、能楽の歴史及び能と狂言の違いについての講義、能と狂言の おもての比較、能楽の音楽(楽器と謡)、狂言の「大笑い」体験と「寝音曲ねおんぎょく」の鑑賞、能装束の着付けといった盛りだくさんの内容が展開されました。面や装束をカメラに接近させたり、面を裏側から覗く疑似体験をしたり、オンラインワークショップならではの工夫も凝らされました。質疑応答では、活発に質問が寄せられ、それに講師の先生方がその場で答える、双方向ならではの交流をすることもできました。
 昨年度に引き続き通常の形でのワークショップができなかったことは残念ですが、オンラインという形で日文センターの歴史ある行事を継続できたことは何よりでした。講師の先生方に心からお礼申し上げます。
 今後も,グローカル推進機構では,本物の日本文化に触れる機会を提供する活動を展開していきます。

能と狂言の面
能と狂言の面
能の楽器
能の楽器
能装束の着付け
能装束の着付け

2021.07.26

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