第5回流域圏保全研究推進セミナーを開催しました
岐阜大学流域圏科学研究センターは、令和3年3月9日(火) に第5回流域圏保全研究推進セミナーを開催しました。今回は新型コロナウィルス感染症対策のため、Webexによるオンライン会議による参加を基本とし、ほとんどの方はリモートでの参加となりましたが、学外からの参加者9名を含む計54名(内、留学生4名)の参加がありました。
当センターでは、流域圏の現状診断と管理支援および変動予測に基づいて、国内外の大学や研究機関、観測・研究ネットワークの支持を受けながら、持続的な自然資源の利用を実現する実践的な『流域圏科学』、『流域圏保全学』を推進してきました。本セミナーは、これまで実施してきた共同研究や個々の研究を総括し、『流域圏科学』、『流域圏保全学』を今後どのように発展させていくかについて議論することを目的として開催しました。
本セミナーは、森脇学長と李流域圏科学研究センター長の挨拶で開会し、続いて今年度で退職される景山幸二教授が「卵菌とともに40余年」というタイトルで退職記念講演を行いました。景山教授による退職記念講演に続き、本センター専任教員、兼務教員、客員教授、特任教授による22件の口頭発表が実施されました。総合討論では、『流域圏科学』、『流域圏保全学』の今後について活発な意見交換があり、高山試験地と共同研究支援室からの報告の後、王副学長の挨拶により閉会しました。
今後も当センターでは、関連研究コミュニティと共同研究を推進し、流域圏保全研究推進セミナーを毎年開催することにより,当該分野の醸成を促進していきます。