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医学系研究科任教授の研究が東レ科学振興会の研究助成に選ばれました

 本学大学院医学系研究科医科学専攻 任 書晃教授の研究が第61回東レ科学技術研究助成に採択されました。
 東レ科学技術研究助成は公益財団法人東レ科学振興会の実施する研究助成であり、国内の研究機関において理学・工学・農学・薬学・医学(除・臨床医学)の分野で自らのアイディアで萌芽的研究に従事しており、今後の研究の成果が科学技術の進歩、発展に貢献するところが大きいと考えられる若手研究者に研究助成金が贈呈されます。
 任教授は、その破綻が難聴を引き起こす聴覚の末梢臓器「蝸牛」の仕組みの解明に、生理学実験と計算科学を活用しながらアプローチしてきました。採択された研究課題では、医工学連携による計測機器開発を通じて、蝸牛内細胞の断層・微小振動計測を世界最高精度で実現し、蝸牛の音増幅機構の謎に挑みます。非接触で生体に応用できる本計画の測定技術が確立されれば、他の臓器を対象とした生体計測も可能となり、難聴のみならず様々な疾患の病態解明や、疾患克服への新たな路が開かれることが期待されます。

  【採択概要】
  • 推薦者:日本生理学会
  • 研究題目:超高分解能光干渉断層法による蝸牛細胞のナノ振動動態の解明
  • 代表研究者:岐阜大学大学院医学系研究科生理学分野 教授 任 書晃
  • 助成金額:11,000,000円

2021.02.19

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