お知らせ

学長らが岐阜大学教育学部附属小中学校 特別支援学級印刷班に名刺の作成を発注する特別授業を行いました

 10月23日(金),岐阜大学教育学部附属小中学校 特別支援学級にて,森脇学長と松田運営局長がオンライン(ZOOM)を利用し,名刺作成を発注するという特別授業が行われました。本附属小中学校は,全国的にも珍しく各学年特別支援学級が併設されています。特別支援学級の教育カリキュラムには、自立と社会参加に向けた主体的な取り組みを支援する作業学習による授業があります。本附属小中学校では特別支援学級の5年生から9年生の生徒が印刷班・木工班・縫製班に分かれて作業を行っており,今回はその中の印刷班に名刺の作成を発注しました。
 普段の作業学習では,附属小中学校外の方から注文を受け付けることは少なく,今回のようなオンライン注文の授業は初めてでした。教室の6名の生徒は学長や運営局長から一人ずつ名前を呼ばれ,対話を行いました。生徒は緊張しつつも,受け答えをしていくなかで,だんだんと他者(名刺を使う人)のことを意識するようになっていきました。
 生徒はいろいろな素朴な質問をしましたが,授業が終わりかけた時の「名刺って誰に渡すんですか。」という質問は,それまでの対話の核心を突くような質問となりました。
 運営局長から,「大学にやってくるいろいろなお客さんに渡したり,名刺を渡すだけで特別支援学級印刷班があるということもPRできるんだよ。」と言われると,名刺交換の様子を思い浮かべているのか,もらった人の一番印象に残るものを作ろうと笑顔の中になにかを決意しているようでした。
 これまでの学習とは異なる,使う人を意識する作業学習の動機付け授業は,生徒にとって有意義な時間となりました。

授業の様子
授業の様子
授業の様子
授業の様子

2020.11.09

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