お知らせ

Webinar「COVID-19流行下で発達障害学生には何が起こっていたのか」を開催しました

 9月6日(日)に保健管理センターの堀田亮助教、医学教育開発研究センターの川上ちひろ併任講師は,岐阜大学技術交流研究会事業の一環で,Webinar「COVID-19流行下で発達障害学生には何が起こっていたのか」を開催しました。
 発達障害学生支援に関するシンポジウムは,2017年度から開催しており,これまでは大学と地域の連携体制の構築や専門職養成学部における発達障害学生支援に焦点を当ててきました。今回は,COVID-19のパンデミックの現状を鑑みて、COVID-19流行下で発達障害学生はどのようなことを感じ,考え,過ごしていたのかを,さまざまな観点から事例やデータを用いて整理することをテーマに内容を企画しました。今回は初めてzoomによるオンライン開催であったため,当日は大学教職員のみならず,教育,行政,福祉関係者など,全国から約150名の参加がありました。開催にあたっては,名古屋大学の協力,独立行政法人日本学生支援機構の後援を受けました。
 冒頭に,堀田亮助教から,これまでの発達障害学生支援に係る本学の取り組み紹介および企画趣旨説明を行いました。第一部は,厚生労働省障害保健福祉部の田中尚樹発達障害施策調整官からCOVID-19対策に関する行政説明があり,修学,生活,就労の観点から,それぞれ名古屋大学アビリティ支援センターの工藤晋平特定准教授,いかわクリニックの井川典克院長,一般社団法人サステイナブル・サポートの後藤千絵代表理事が講演を行いました。第二部は参加者も交え,質疑応答を中心とした全体討議を行いました。
 本会を通して,発達障害学生の弱みだけではなく,強みにも焦点を当てること,修学,生活,就労といった場面(環境)によっても起きていること(起き方)が異なること,支援者のパラダイムシフトも求められることが強調され,さまざまな情報交換がなされました。これを契機に,発達障害学生に対する正しい理解を深め,ポストコロナ,ウィズコロナにおける発達障害学生支援を展開,発展させていきたいと思います。


2020.09.11

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