お知らせ

2020年度岐阜大学日本語・日本文化教育センター日本語・日本文化研修留学生の 修了論文発表会を開催しました

 本学日本語・日本文化教育センターは,8月9日(日),全学共通教育棟1C教室において,日本語・日本文化研修留学生(以下,「日研生」)による修了論文発表会を開催しました。今年の日研生は第19期生で,スウェーデン,タイ,中国,ベトナム,ポーランドから本学に留学している6人が発表を行いました。
 日研生は,毎年10月から翌年8月までの約1年間,大使館推薦や大学推薦の国費外国人留学生として,また学術交流協定校からの交換留学生として本学に留学し,主に日本語と日本文化について学び,その集大成として修了論文を執筆します。論文のトピックはそれぞれの留学生が興味のあるものを選び,教員の指導と本学の日本人学生が務める論文チューターのサポートを受けながら論文を完成させます。
 本発表会は,例年学外からの一般参加も可能な会として開催していますが,今年度は,新型コロナウィルス感染症拡大防止のため,やむを得ず来場可能者を学内者および関係者に限りました。
 学生たちの研究成果を広く発信するため,初めての試みとしてライブ配信を実施しました。視聴した方からのフィードバックもあり,有益な試みであったことを実感しています。
 日研生たちは,日本語の特徴,岐阜の地域文化,観光と言語,日本と自国の比較等,各自が設定したテーマについて,パワーポイントを使用しながら発表しました。会場からの質問にも誠実に答え,日頃の学習や研究の成果を十分発揮しました。
 日研生は,8月21日(金)に行われた修了式に出席し,その後帰国します。帰国後は,それぞれが所属する大学に復学し勉学に励みます。修了生の中には,本学や他大学大学院への留学や,日本での就職のため再来日する学生が多数います。成長した彼らとの再会を楽しみにしています。

【発表者及び題目(発表順)】

  • 周 起丞(シュウ キジョウ・中国)
    「話しことばにおける縮約形について ―サンドウィッチマンのコントを例に―」
  • チュアンスワニッチ, アンヤマニーン(タイ)
    「岐阜の地歌舞伎の魅力をタイ人に伝えたい ―写真を用いたアンケート調査の実施―」
  • プト, アンナマリア(ポーランド)
     「外国人の視点から考えるアニメ聖地巡礼」
  • グスタフソン, ジェスパー(スウェーデン)
     「ヴィーガニズム ―脱動物利用主義―」
  • 付 麗蓓(フ レイハイ・中国)
    「観光戦略としての翻訳 ―長良川鵜飼事業における中国語翻訳を事例として―」
  • グエン, ティー トゥー ホアイ(ベトナム)
    「ベトナムと日本の祖先崇拝 ―ベトナムの旧正月と日本の盆を中心に―」
縮約形についての説明
縮約形についての説明
アニメ聖地巡礼についての発表
アニメ聖地巡礼についての発表
祖先崇拝についての発表
祖先崇拝についての発表
発表終了後の集合写真
発表会終了後の集合写真

2020.08.25

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